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森deリトリート 「整う」2日目


清里での「森deリトリート 特別編」2日目。

「はだしの人」金子潤さん


リトリートの2日目は残念ながら雨だった。
朝から冷たい雨が降り続いていた。
参加者の心配を知ってか知らずか、
その「はだしの人」は、森にとっての雨の大切さを話してくれた。


金子潤さん

「人間は自然との距離が遠ざかるほど、病気に近づく」

金子さんは研究者でもある。まずは、はだしの効果をレクチャーしてくださった。
「自然欠乏症候群」という言葉が深く心に響いた。
足の裏は、感覚器官で、その触覚が、自然との意味のある関係を築くために大切であると教えてくれた。

金子さんの足指公開!

はだしの森作り

そして、人間と大地と地域の共生と再生に、はだしの森を作って行こうとされている。
清里を見下ろす八ヶ岳は、駿河湾や日本海にも繋がっており、この山の自然を守ることが重要だと熱く語った。
はだしで歩くことは、環境にも害を与えず、足の皮や垢は養分となる。

はだしで森トレイル

まずは、足指のストレッチ!固くなっている指を広げて出発!

出発前の足!どれが金子さんの足でしょうか・・・?

そして金子潤さんと共に、雨の中、森トレイルに出発した。
雨の中、落ち葉や枝の上を歩くことは、「痛い」よりも「冷たい」感覚の方が強かった。
そして、風、大地の音に耳をかたむけた。
それにしても「ああ、冷たい」

石の上は少しだけ温かい。でも足が凍りそう・・・


足を落ち葉にうずめてみた。少しだけ温かかった。
微生物の存在が暖かさを与えてくれた。

落ち葉の下には微生物がいっぱいらしい


そして帰り道、なぜか、あまり冷たさは感じなかった。
マヒした感じでもなく、足の裏でいろんなものを踏みしめてその触覚が研ぎ澄まされたのか??

足の裏で土の温度を感じ、季節を感じることができる。
はだしは、健康的であると同時に心を浄化し、癒してくれるのかも。

「はだしの人」こと金子潤さんは、原始人のようなそのまんまの人。
そして研究者である。なおかつ優しい人だった。

やまねと南アルプスの石

お土産にと、南アルプスの丸い石を下さった。
この森を、この体験を、忘れないようにと、清里の「やまね」と共に、リビングに置いた。
何度でも心に呼び起こし、森に帰りたいと思う。

このプログラムは(公財)キープ協会で行ってくださいました。




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