四男1歳、私は四人の母親1年生。

先月10日、四男が1歳を迎えた。
あっという間といえばあっという間だけど、1年前の出産の頃を思い出せないほどいろんなことがあって、思えば長い長い一年だった。

4人目の男の子は、上の3人と同じくらいかわいらしく、愛らしく、家族こぞって可愛がっている。本当に幸せな毎日を過ごしている。

わんぱくで好奇心旺盛で、じっとしていない性の彼は、お腹の中から変わらない。唯一の逆子で、足でピョコタンピョコタン、私の下腹を常に蹴り上げ、妊娠中、どれだけ頻尿になったことだろう。

そんな彼は、無事に足から産道を通ってこの世に生まれ、母はお腹を切らなくて済んだ。母親孝行な安産型赤子だった。

これまでにない逆子を産むという経験をギフトとして私に与えてくれて、そして、4人とも男の子、4男児の母にしてくれた彼に、私は心から感謝をしている。

彼が産まれてくれたおかげで、たくさんのことを学び、たくさんの人のやさしさに触れ、たくさんの人に感謝をしながら生きている。子育てだけではなく、会社のこともあって、産後の体には並大抵の日々ではない日常を過ごしてきた。

まだ授乳中ではあるけれど、ご飯をモリモリ食べるようになったことによって、授乳回数も少しは減って、気力体力共に回復しつつあることに私は喜びを感じ、前向きな気持ちを持って日々過ごせるようになってきた。それが何よりもありがたいこと。

今年は春から、藍染を私が中心となって本格的に始め、藍畑もぼちぼち梅雨に向けてしっかりとしていかなければならない季節になってきて気持ちが高まっている。

無理するといけないので、あまり気負わずも、けれども季節の移り変わりに置いてきぼりを食らわない程度にぼちぼちと焦らず着々と進めていくことを目標にしている。

お店を始めて10年。「原点回帰」と言っていたら、本当に原点に戻ってきた。

スタート時に開けた「元馬小屋」をギャラリーにしてそこでお客さまを迎え、また、夫を始め、家族みんなに協力をしてもらっている。私が望んでいた暮らし、家族の形ができて、さらに始めた時のことを思い出せるような状況になってきて、ここ1年ほどで大変なことがいっぱいいっぱいあったけど、それはこの今の幸せな状況に至るための道程だったのか、と思えるようなそんな気持ちになっている。

私をサポートしてきてくれた人たちで、去っていった人もたくさんいるけれど、より強い絆と気持ちで繋がってくださっている人も増えてきた。

一つのことを続けているといろんなことが起きる。楽しいこと、嬉しいこと、喜ばしいことはもちろんだけれど、それだけではないこともいっぱい。

でも、私は、今自分がやってきたことに自信を持てるし、貴重なことをやっていて、それを続けていきたいと思える。

そんな出会いや励ましを日々いただきながら、やっぱり進んでいくしかない。

子供たちの存在によって、私は力をもらっている。彼らと共に幸せな暮らしを築くため、いや、今の生き方そのものが彼らとの幸せな暮らしなんだから、それを大事にしつつ、やりたいこと、やるべきこと、私ができること、私が誰かのために、そして私のためにできることを探し続けていきたい。

四男の1歳に、そう思う。そう思えるようになってきたのが嬉しいしありがたい。

明日からまた藍染も畑も、服づくりも何もかも、ぼちぼちがんばろまい!


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