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RRR×TAKA"R"AZUKA@宝塚大劇場

√ビィィィィィィム!!
最初に断っておきますが、RRR映画においては私はラーマの女です。
宝塚に関しては、礼真琴氏が現在の最愛の推しなのですが、彼女の役どころはビームです。なので、RRR×TAKA”R"AZUKAにおける私の立ち位置は、ビーム担です。

正直、宝塚でRRRやると決まった時は、マジか?大丈夫か?あのクソ暑くて筋肉でヒゲでバイオレンスで皮肉な作品をできるのか??!ていうか、マダムたちが見れるのか?って思ったし、宝塚でどこまでマイルドにされて風味が消えてしまうのか、という心配が一つと、まぁその中でも暑い(暑苦しい)星組だから、まだましかな。という思いと。
結果としては、かなりなマイルドさ加減にはなったと思うけど、宝塚的エンタメとしての表現とか、3時間強の物語を1時間半にまとめた構成力(それでマイルドになったとも)と、あとはラーマとビームが出会ったあの橋のスペクタクルを映像等使わないで、まぁ表現しきった演出はすごかったというかよくやったというか(上から)

配役出た時に、SINGERRRとかWATERRRとかFIRRREとか何⁉って思ったのだけど、この役の面々がBGMと映画での映像のスペクタクル部分を担っていて、ホントそこ!そこ!!そうきたか!って舌を巻く。
惑星ピスタチオだったら、口頭説明とパワーマイムでやり切るだろうそれを、布と群舞でエレガントに処理して、それが宝塚だなぁと。

幕開きに、映画同様の歌・・・歌?
ドゥン、ダダ…っていうリズムからはじまって、うっほ🦍ってなった。
からの、WATERRRのダンサーで、ビームのパートなんだなと。なので、次はラーマが群衆に挑みかかるシーンか!と思ったけど、まぁなかったです。残念。ラーマの内に秘めた火は、橋のシーンまで持ち越し。
橋のシーンと言えば、色々とどう処理と言うか表現するのかと思ったのだけど、銀橋を川の真ん中と見立てて、上手と下手で橋の上と川端にいるビームとラーマという構図はOh!と思ったんだけど(あの、手を上げて合図するありラーマの腕に萌えた…)、そこの火と水との入れ替わり云々も、すごいなぁと思った。んだけど、最後にガシッと手を掴む寸前の間が、間が、空間がちょっと残念だなぁと思った。とはいえ。

細かいことを言うと、私が見たかったシーンとか聞きたかった台詞とか、さまざま無かった部分があるのだけど、まぁそれは時短における取捨選択で、谷先生と私と重要視する萌えポイントが違ったという点にほかならず。残念だけど、ホンっとラーマの女としては、最後の森の戦闘シーンでバックサスで弓矢背負ったラーマの影(神‼‼)見たかったんだけど、ど!!がなかったのが。
あと、こっちゃんに「俺は森で生まれ、無知だった」というセリフはあったけど、その後の「シータ姫は王子を探しに行かない~」まで言って欲しかった。あそこで1人でラーマを助けに行くって、友人を兄貴を助けに行くと決意するビームがめっちゃカッコいいねん。あの瞳の炎が見たかった。
尺の問題と筋肉の問題で、ビームの虎狩りとか総督府への動物連れた殴り込みとか、最後の戦いとかが省かれたりちょっとやり方変えたりはあったけど、宝塚的事情も分かるのでその辺は。残念だけど(しつこい)

どこ目線?で言うと、宝塚版RRRはそれとしてものすごくまとまってたし上手く出来てると思う。エンタメ作品として面白かった。
そんで、二人助かって武器も手に入れた!で終幕!じゃなくて、ちゃんとエンディングのお祭り的な(曲がな)もあって、二度おいしかった。

ヅカヲタの第一線から離れて久しいので、今回のショーの作・演の先生はミリしらなのですが、公式HPみてみたら、このショーが大劇場お披露目だそうですね。幕前の舞台セットの感じから、厨二病(ゲフンゲフン)…退廃的でゴシックロマン的な雰囲気を感じ(ロゴと言い)幕が開いたら、プロローグはものすごくオギー味を感じた。なんだろ、初っ端はパッサージュの地獄の門だったか王だったか…絵麻緒さんの青年のシーン、でも開いたらバビロンの砂漠の前半(マレーネパイセンの後。アッキーが砂に飲まれてくところ)とか魔都のような?お衣裳の色合いも全体的にニュアンスカラー?くすんだ感じで、そう見えたのだけど、まぁプロローグだけね。

ショー作品って、全体を通して表現したいこと(物語性)がある場合と、中心にあるテーマに沿って様々な角度から映す場合と、その他まぁ色々あると思うのだけど、VIOLETOPIAはどういうショーなのかな?と思っても、今の段階ではわからん。わからんと言うか、ありちゃんの、舞台裏というか大道具役?違う?のところ、よくわかんなかった。最初は気にしてなかったのだけど、後半各場のメインの人?が出て来てスポットがあったから、全体的に何かがあったのだろうけど?という。
その辺はまぁ、また東京で観た時に何か変わるかなぁと思ってるのだけど。

あの、作・演出家はそれぞれ個性的なので、過去の誰誰である必要は全くないし、踏襲する必要も何もかもないのだけど。それでも似てるなぁって思っちゃうのは、受け取るこちら側の勝手な憶測思惑感じ方であって。それを承前として言うと、オギー味を感じたのは、退廃的な色使い・雰囲気があったそこだけで。すぐに違うなぁとなったのは、オギーは退廃+祝祭(明でも暗でも)があったからかなぁと。光と言うか。(でもその光も、あれよ暗闇に向かってる光もあるのよ)お耽美。

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2024年初観劇で、2024年初フライトでもありました。
来るとき、富士山がめっちゃきれいに見えた。
11時公演の観劇で、終演後どこぞかで遊んでいこうかなぁとも思ったのだけど、いろいろめんどくさくなったので、早々に空港に行って遅いお昼ごはんしてラウンジでまた~りとしてました。
さてさて、今年は何回飛べて、何度推しにあえることやら。


富士山🗻


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