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悪天候の週末は・・・

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日までの春の陽気から予報通り変わりまして・・・。
気温はそれほど下がってはいませんが、昨日の晩から強風、曇り空、これから雨になるはず。
もうね、一晩眠れないほどの強風でした。
土日このようなお天気が続くらしいので、この週末はお籠りしてお絵描きでもしようと思っています。

今朝早く、近所の肉屋さんへ行き、塊肉を購入。
ボッリートという、茹で肉を作ります。
肉の塊と膝あたりの骨もたっぷりとゲット、骨はただで頂けます。
朝からコトコト煮込み、途中で肉を取り出して野菜を投入。
全部を一緒に入れると野菜が溶けてしまい、濁るので、

その間に相方がいつものパスタ屋さんに行ってくれました。
トルッテリーニを買ってきてもらいました。

何度もしつこく書いている記憶がありますが、私の一番好きなパスタはこれ。
トルッテリーニ・イン・ブロード。

ブイヨンで茹でたトルッテリーニ。
パルミジャーノと黒胡椒をふっていただきます。
今回もパセリがあれば・・・、と、ちょっと残念。
パセリは単に色付けではなく、しっかりとハーブの立ち位置であります。

ゼラチン質の多い部位の骨をいただいたので、結構脂の多いブイヨンですが、その分味は美味しい。
ゼラチン質、相方は食べないので、私がコラーゲン補給のために食べることになりそうです。

冬場、お鍋がコトコト火にかかっている状態が好き。
なんだかとてもほっこりします。
子供頃に読んだヨーロッパの小説、スープを煮込むシーンが多く出てきた覚えがあります。
部屋中にスープの匂いが広がる・・・・。
それがどんな部屋なのかを想像しながら、夢中で読んでいました。
読書少女だったので。

日本では石油ストーブの上に置いた薬缶から蒸気が上がる感じかしら?
今の若者にはそれすら海外の出来事のように、意味不明でしょうね。
はい、昭和の時代の話ですから。

イタリアでも勿論時代は変わっていきますが、冬場のお鍋コトコトは変わりません。
3時間、4時間かけて、塊肉と野菜を煮込む時間、「時短」とは真逆のこの時間。
実は結構大切な時間だという認識があります。
毎日できることではないけれど、毎日そんな時間がない人も多いのだけど、悪天候の週末お鍋を火にかけながら読書をしたり、掃除機かけたり、ぼーっとしたり。

これってかなり有意義な時間の過ごし方だと思うのは、私だだけ?

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