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カラブリア料理のひとつ、サルデッラ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

先日「いまだにわかっていないカラブリア料理」という感じのことを書きましたが、ひとつあったのでご紹介。

最初に到着したLameziaという町で一泊して、翌日Sibariというところへ向けて出発。
ここは相方が行きたがった考古学博物館と公園があります。
朝出発してお昼ごろ到着、いくつかレストランやお店が連なっているエリアがあるのですが、どこもかしこもクローズっぽい。
超絶暑いので、人はみんな海へ行っているのでしょう。
非常にわかりやすい南イタリアでの展開であります。

バールや切り売りピッツァのお店はいくつか開いていましたが、きちんと冷房の効いた場所に座りたい、リラックスしたいと思い、ネットで検索。
ネット上では「営業中」になっている所でも実際はクローズしていたりで、悩みます。

一軒電話をしたら営業中とのことで、もうどこでも良いよねと足を運びました。

メニューを眺めると魚介専門、さて何にしましょうか?
そんな中、「サルデッラ」を発見。
これは食べてみなくては。

私は新しい場所へ行くときに、必ずその土地の「伝統料理」をリサーチします。
そこから私の旅が始まると言っても過言ではありません。
その中の一つに「サルデッラ」があったのです。

サルデッラとは、「サルデッラは、4センチ以下のシラスを数カ月かけて塩漬け発酵させ、身が砕けたところに大量の唐辛子と野生のフェンネルを加え、練って作るペーストのこと。 カラブリアには、サルデッラを使った多様な料理が伝承されています。 各家庭で昔から作られてきたサルデッラ。」とのこと。

なんと相方も知らなかったみたいです。


一見パプリカのペーストにも見える・・・。

こんな感じで食べます。

この前の記事にも書いたンドゥイアの魚バージョンという感じです。
辛いけれどそれだけではない、深みのある味です。
「サルデッラを使った多様な料理が伝承されている」と書かれていたものの、全くお目にかかりませんでした。
そもそもこれをメニューに見付けたのは、この時一回のみ。

そしてもう一品の前菜は、タコのトマトソース煮。


相方のチョイス、最近彼はタコを頼む事が多いなぁ。

そして彼はやはりパスタ。
海の幸のパッケリ。

私的にはパッケリって、お肉系のこってりしたソースが合うと思っていました。
パスタ自体が結構ヘビーなので、
でもこの魚介のソースも美味しかった。

私はセコンドから、たらのフリット。
シチリア料理と変わらない・・・(笑)。

ポテトプレと合わせてあるのは珍しいかも。
ドライ唐辛子っぽいものはパプリカを乾燥させたもの。
パリパリとした、面白い食べ物でした。
これもカラブリア地方の物らしいですが、ここ以外では出会わなかったわ。

とにかくカラブリア料理と出会えたお店でした。

現在午前10時前、既に38度ですって!
これから相方の田舎へ行きます。
友人とのランチの約束があるので楽しみですが、田舎も暑いだろうなぁ。

関東も梅雨明けでしょうか?
皆様ご自愛くださいませ。

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