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シチリア伝統料理のお店、ドン・チッチョ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

月曜日、カターニアから戻る途中でランチをしました。
バゲリーアという街で、あのトルナトーレ監督の生まれ故郷です。

このお店、シチリアの郷土料理を楽しめます。
テーブルに着くと黙って出される茹で卵とジビッボという甘い食後種、デザートワイン。
これがいつも不思議でねぇ・・・。
何度か理由を聞いたのだけど、明確な理由が全くわかりません。

とにかくまずはこれを食べるのです、食べさせられるのですよ、強制的に(笑)。

さてさて何を食べましょうか?
相方はもちろんパスタです、有名なイワシのパスタ。


デーンと大盛り。
イワシのパスタはサフランを使うことが多いし、その方が有名だと思いますが、ここのはトマトソースを使っています。
因みにこのパスタ大得意の相方も、トマトソースで作ります。
シチリアと言っても広いので、土地によって違うらしいです。

私は悩んで珍しくパスタ。
カネロニにしました。


それ程量はありません。
ミートソースを包んで、トマトソースをかけて焼いてあります。
私はベシャメルも使いますが、ここのはシンプル。
ミートソースは好きなのと、ラザニアやマカロニグラタン的なパスタのオーブン焼きは好きなのです。
とろ〜んとしていて美味しかったです。

私はこれだけでストップですが、彼はメインも。
ブラチョーレと呼ばれる一品。


割と薄めのお肉で具材を巻いてあります。
通常インボルティーニとも呼ばれる、何かで何かを巻き巻きする料理ですが、インボルティーニはもう少しサイズの小さい物を指すみたいです。

切ってみると・・・。

ここでも茹で卵。
まぁ予想していましたが。
ハムと茹で卵でした。
包んで、表面を焼いたらトマトソースで煮込んでいきます。
お鍋でもオーブンでも作れます。
グリーンピースが入っているのが、とってもシチリアっぽいですね。

これを薄切り肉でなく、塊肉を観音開きにして作ると、ファルソ・マーグロと呼ばれる料理となり、私も一時は良く作っていました。
その時はハム、チーズ、薄焼き卵、ほうれん草あたりが定番の具材となります。

まだ少々早い時期ですが、アーティチョークを付け合わせに。

シンプルに茹でて、オリーブオイル

美味しいお店でありますが、シチリア料理は結構ヘビーです。
オイルの使用量が半端ない!
そして、昔ながらのお店ほどヘビー。
つまり、昔のレシピに忠実に作っているってことでしょう。

わざわざこのお店に足を運ぶという事はあまりないのですが、通りがかりに寄る感じ。
そうそう、2019年の「旅するイタリア」のロケでもお邪魔させて頂きましたっけ。

美味しく頂きました。


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