シチリア島の州都、パレルモからの発信。　ボンジョルノ。

我が家の近所、車で３分から10分くらいの距離に、結構美味しいピザ屋さんが何軒かあります。
ここはその中でも一番近い所。
かなり大きなお店で、おそらく席数は100を軽く超えるくらい。
行くたびにお誕生日や結婚記念日など何かしらお題目のある食事会が行われているので、ちとうるさい感じのことも多いです。
個室はないのでね。

そういうお食事会はすぐに30人近く集うシチリア人、小さな子供達が店内を走り回り、大人は自分達の話に夢中になっているので放置状態。
毎回あーあって思うのですが、文句を言っても仕方がないのですよね、こちらでは普通のことなので。

おばあちゃんのお誕生日ともなると、乳飲み子から90歳くらいの全てのジェネレーションの人たちが勢揃いする光景も見られます。
やー、「イタリアの食卓」という感じで、壮観ですよ。

我が家からはサクッといかれる距離なので、気軽。
実際の物理的な距離だけではなく、精神的にも距離が近いので、お着替えもせずに普段着でそのまま。

私は（私の）定番、ツナと玉ねぎ、トマトソースなし。
モッツァレッラは入ります。

なんと相方も同じ物を頼もうとしていました。
通常イタリア人は訳分けしないので、全員が同じ物を頼む・・・なーんてことも多いのです。
（日本ではあり得ないと思うけど）
ところがこの日、「じゃ僕は変える」と言った彼。

サン・ダニエーレという名前のピッツァ。
サン・ダニエーレというのは生ハムの種類、有名です。
プラス、ルコラとパルミジャーノ、モッツァレッラ。
彼もトマトソースなしで焼いてもらいました。

そして私達、大抵1/4を分け分けします。

こんな感じで、ピッタリとハマるように（笑）。
こういうことをする人達って、まずいないですが、私達は随分前からこんなことをしています。

厚目でももっちりに見えますが、どちらかと言うとパリッと焼いてあって、とっても美味しい。
noteでも何度も書いた記憶がありますが、私はローマ風の薄くてクリスピーなピッツァが好みであります。
パレルモでは出会えないのですけどね。

それはともかく、美味しく頂きました。