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別居から始まった結婚生活。移住は自分の価値観とタイミングで決めた。【戸井田 明日香】

ご主人が熱海で活動を始めたことを機に結婚をしたけれど、結婚当初はご主人だけが二拠点暮らし。当時は週末を一緒に過ごす生活だった戸井田明日香さん。熱海に通う回数が増えてくる中で、少しずつ街に魅力を感じ、結婚から4年ほど経った2017年6月に川崎市から熱海市に移住してきました。

【プロフィール】戸井田 明日香 (Asuka Toida)移住:神奈川県川崎市 → 静岡県熱海市

『熱海に移住した理由』が気になり聞いてみると、最初に出てきた答えは意外にも自然環境についてでした。

川崎に住んで六本木の会社で働いてたから、コンクリートジャングルな環境に疲れていたところはあるかもしれないですね。熱海に通うようになって、海と山が近い熱海の自然環境に癒されるようになって、徐々に惹かれたんです。

でも、自然環境だけで移住するなら他にも選択肢はあるはず。そんなことを感じながら話を聞いていくと、背中を押した別の要因の存在が見えてきました。

街としての魅力も感じました。完成した街よりも動きのある街の方が面白いなって。熱海の友達も出来てきて、今住んでいる渚町の人たちだけじゃなく、銀座商店街や熱海市役所の人もフランクに接してくれて、この街は素敵な人たちだらけだなって思いました。

最初に惹かれ始めたきっかけは自然環境かもしれないけど、本当に大事だったのは熱海の街に住む人たちとの間に関係が持てたこと。さらに言うならば、目標にしたいと思える対象がいたことも大きかったと言います

楽しそうに暮らしている年上の方々がいることや、目指したいと思える人がいたことも、熱海が好きになった理由のひとつですね。特に、魅力的な女性が多くて、自分への良い刺激にもなるしいいなと思ったんです。

とは言え、住む場所を変えるとなると現実問題として出てくるのが『仕事』の不安。

明日香さんは移住してから熱海市の臨時職員として働いていますが、移住するタイミングは自分のキャリアプランを考える時期でもあったそうです。

移住を考え始めたのが前の仕事が10年目を迎える頃で、ちょうど今後のキャリアプランの見直しを考えるタイミングでした。でも、その当時の延長線上に10年後のなりたい姿が見えてこなくて。その一方で、熱海での暮らしは楽しめそうな予感があったんです。

都会で働いていたことを考えれば手取りは少なくなってもおかしくない。でも、額面上の数字よりもっと大事なことがあったと、明日香さんは笑って語ってくれました。

収入はもちろん減ったけど、家賃も安いし困ることはないですね。満員の通勤電車に乗るストレスからも解放されたから、そっちのメリットの方が大きいです!

さらに川崎に住んでいたころは心地よさ味わえる場所を探し求め街を彷徨っていたそうですが、熱海に来てからはお気に入りの場所を見つけたそうです。

お気に入りの過ごし方は、クアルト(caffè bar QUARTO)で美味しいコーヒーを飲みながら店主(加藤麻衣さん)と会話すること。ふらりと川沿いを歩いたり海に行くのも好きです。 電車に乗らずに行ける距離に「行きたくなる場所」がある環境を求めていたので、日常も楽しくなりました。

今年の4月からはご主人が起業する会社で働きながら、デザイナーとしての活動を始めると語る明日香さん。

コンクリートに囲まれて暮らしていた生活から一変。自然に囲まれて、ストレスなく、自分のやりたい仕事に正面から取り組める。移住によってライフスタイルがグッと自分のものになった好例だと感じます。

熱海に通うようになった頃から多様な職業の人と話すようになり、価値観が変わりました。ものの見方は180度変化したから驚きです。

まずは熱海に関わる多種多様な人たちと会ってみること。
この街への移住の第一歩はそこから始まるのかもしれません。

END


<予告>

明日は、ご主人の戸井田雄さんを紹介します!


<登壇イベントのお知らせ>

ATAMI2030会議ファイナル
分科会にて「多様な働き方・暮らし方」をテーマにトークします。

【日時】2019年2月16日(土) 10:00-20:30(分科会は16:15~18:30)
【会場】MOA美術館(分科会は敷地内「救世会館」にて)熱海市桃山町26-1
【テーマ】熱海の多様な暮らし ダイジェスト編~熱海でイキイキと暮らしている人のライフスタイル~

今回のインタビューの戸井田明日香さんの話もします。熱海の温泉にでも入ったりしながら遊びにいらしてくださいね。お待ちしています!

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