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自分の過去と向き合うとき


こんばんは。
今日は自分の過去と向き合うときについて、書いてみたいと思います。

人は誰しも生まれてから現在に至るまでの「過去」を持ち、その過程の中で自分の人格を形成させていきます。
そして、その「過去」は決して素晴らしいものばかりではなく、皆、闇に葬りたい過去や、振り返りたくない過去ももっていて、ピカピカ・ツルツルで綺麗に輝いた過去ばかりの人って少ない(いない)んじゃないかと思います。

今までの人生の成長過程で、傷や痛みも経験し、傷口を縫い合わせたり消毒したり、手当てをしながら今の自分を作り上げているのだと思うのです。

その中には、すっかり完治した「かすり傷」もあるでしょうし、かさぶたも綺麗に剥がれ、自分の中でもすっかり忘れてしまったものもあれば、
人によっては、まだ膿んでいて熱や痛みをもったまま、手放せず抱きかかえているものもあるかもしれません。


そして人は、その痛みに目を背けたままではいられない時がいつしかやってくるのだとも思います。

各々のタイミングで、それぞれの理由で、自分の過去を見つめ、対峙する時が、誰しもおとずれるのだと思うのです。


まだ辛く、痛みのある過去と向きあうとき。

必要以上に傷つき、落ち込みすぎたりしないために大切なことは、感情をなるべくザワつかせないこと。

自分の過去ではなく、誰かの物語をたどるような気持ちで、少し他人事のように俯瞰できると、心もだいぶ楽です。
客観視でき、冷静に、色々なことを振り返ることができると思います。

過去を振り返る作業は、「迷路のように複雑に絡み合って自分でも整理できない自分の『中身』」がどこからどう形成されたのか、そのヒントに結び付く場合もあります。

自身のアイデンティティや特徴を知りたい時、色々な「負」だと感じる部分を見つめ、向き合っていきたい時、非常に有効な手段でもあると思っています。



しかし過去に向き合い紐解いていくことは、傷の多い人ほど容易ではなく、向き合うこと自体に苦しみや辛さを伴う場合が多くあります。

そしてずっと心の中で痛みを伴っている過去は、消化するのに時間がかかる場合が本当に多いと感じています。


最初から簡単に向き合えることは少ない。
けれど苦しさを伴いながら向き合うことを重ねていくことで、心の中が少しずつ満たされ、濁った苦しい過去が上澄みをすくうようにゆっくりとただの色のない過去に変わっていきます。


起こった「事実」を変えることは決してできません。

でもあなたが自分自身を見つめることで、あなたの中で意味があって重い過去が、段々とその意味が薄れ、シンプルなただの過去に変わっていくのだと思うのです。



少しずつで大丈夫 。

必要以上に心を疲弊させないように、ほんの小さなことから、文字にしたり、誰かに聴いてもらったりして、自分を言語化してみましょう。

そうすることで、落ち着く先のなかった自分の負の感情や合格の判を押せない自分の気持ちや特徴について、整理ができます。


苦しくなってきたら、そこでやめても大丈夫です。

決意したからと言って、一度で成し遂げなければならないものではありません。

大切なことは、今日できるとこまで向き合うこと。
そしてそれを、ゆるやかでいいから継続すること。


もしも、心の中がザワザワし、何か向き合うタイミングだと感じていているのに、まだ一人で向き合うのが辛い場合は、誰かを頼ってみるのも良いのかもしれません。

私も、あなたのお話をお聴きするために、今、この記事を書いています。


心の中のザワザワは、もしかしたら一歩前に進みたいとあなた自身が思い始めているサインなのかもしれません。

目を閉じて、自分を抱きしめながら、振り返ってみましょう。

少しずつ。
振り返れる部分から。

ゆっくりで大丈夫。



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