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扉画像はみんなのフォトギャラリーから拝借しました。ありがとうございます。

※CM
ニッポン放送　ヒグチアイ　このさみしさに終わりはあるのか
毎週月曜18:50～

こんにちは。
安定の日曜出勤です。今日はせめて脳だけは休ませようと思い、ひたすら宛名印刷と封入作業の日にしました。なんと、印刷待ちの間に一つ記事置いときますね。

この話ももう少し尺長く書きたかったのですが、読みやすさ（長さも内容も）はラジオ投稿採用の最重要点だと思うので、ポイントだけまとめました。

実はメール内では逆のこと書いといてなんですけど、親の不仲ネタの中でも、この話だけは笑いにするのはちょっとムズくて…しかも弟がもう死んじゃってるのも拍車をかけたりしていて。

でも。

あの日私と弟が流した涙は、この採用によって成仏しました。

そんなお話。

以下、投稿メール

アイさんこんばんは

「この体験、私だけ？」

父親がパトカーで連行されたことがあります。

夫婦喧嘩の絶えない家庭で育ってきました。

ある時、夫婦喧嘩では済まない大夫婦喧嘩にまで発達したことがありました。

その日の父は喉の調子が良かったのか、いつも以上に近所に響き渡る大声を出して暴れていました。
すると近所の人に通報されたようで、父は突然現れた警察官にパトカーに乗せられると、呆然とする私と弟の目の前から所轄署方面へ走り去りました。
あのとき見たパトカーのきらきらと光る赤色灯。ぼんやりと灯っていたのは涙のせいだったかもしれません。

実はこの手の話たくさんあるのですが「なんてかわいそうな子達」と言われてしまうので、子供の頃は出来ませんでした。

今はもうお笑い要素を入れてエピソードトークとして使わせてもらっています。亡き父にネタをくれて有難うと言いたいです。

ヒグチアイさんはパトカーに乗ったことがありますか？

メール終わり

最後の質問部分は読まれませんでした。嫌な記憶を思い出させちゃったのかな？（ちがう）

あと、夏のまぼろしのオマージュを添えてみたり。

この話ね。私の母親がやっていたスナックが現場なんですよ。で、そこに泥酔して飲酒運転して乗り込み大暴れしちゃって…グラス、ボトル、オブジェなどガラス製品はすべて割ったんじゃないかな？という勢いで破壊。

「飛び散ったガラスの破片が、カラオケステージのミラーボールにキラキラと反射して、綺麗だったなぁ」

とか、言ったってウケやしないんですよ。皆ドン引き。潮干狩り出来ちゃう。

飲酒運転から始まって器物破損やら公務執行妨害やら何やら、罪状が大渋滞する中、それを呆然と見つめる私と弟。そんなことするのに小学生の子供連れて行くなよな…ほんとに酷い経験でした。

でも、まぁ、お詫びのなのか何なのかは分かりませんけど、中学生以降は好きなことに打ち込ませてもらったし、希望した進路にも進ませてもらったし、こうしてラジオで読んでもらえたし。父に恨み的なことはないかな。逆境の反動でここまで進んでこれたし。

おしまい。

香るエース。