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2022年、きっと何者にもなれないお前たちに告げる──ピングドラムを観に行くがよい



と、ついに映画が目の前にさしせまってきたところで、未見の人も、リアルタイムで見たっきりのそこのアナタも、つい先日BS11で全話見たけど1話警報が映り込んでしまったそこのキミ(わたしだ)も、急いで見ましょう、4月1日から新チャンネル・BS松竹東急にて毎週金曜、『輪るピングドラム』放映です!

生 存 戦 略 ー !



そうか、あれからもう10年が経ったのか。
とも思うし、まだ10年しか経ってないのか、とも思う。
どっちかと言うと後者かも。
何だかもっと若い頃に見たような気になってんだよね。

それは多分、猛烈にこころを揺さぶられたからだと思う。
歳を取って、昔ほど世の創作物に頭から直球ダイブすることがなくなって、そんな中、これはまるで思春期に出逢ってしまったみたいにぐらんぐらんに自分のこころを揺さぶられたから。
最終回、滝のように泣いたわ。


映画、観ますよ。皆さんも観ましょうね。
「きっと何者にもなれない」と運命に烙印を押された彼等が、どのようにしてこの残酷な世界で誰かひとりにとっての「何者か」になっていくのか。
かつて「自分は世界の誰からも『見つけてもらえない子』なんだ」と思ったすべてのひとに捧げる、闇夜で高く燃えるさそりの火の物語。


もう好き過ぎて、当時小説も買ったし主題歌CDもトリプルHのCDも買いました。

特にこのトリプルHの歌、すべてARBのカバーなんですが、アレンジが猛烈に良くて。劇伴も担当されてる橋本由香利さんの編曲なんですが、ホントつくづく素晴らしい。
原曲はどれも当然バリバリのロックなので、その強さで見えにくい感のあるメロディアスさがぐっと引き出されていて本当に良いです。

特に好きなのがやはりプリンセス・オブ・ザ・クリスタル生存戦略シーンのコレ。男のロックも良いけど女のロックも良いよねええ。


これも好き。歌い出しの声の切なさよ。



冒頭のピアノ音だけで泣ける。さあ、思い出して。



イントロからぐっとこころを掴まれる。そこからの「イェイ」が「イェイ」なのに、原曲と違って最後に音がすっと落ちるのが何とも言えず物哀しい。


本当は全曲紹介したいけどキリがないので(笑)。
言うまでもないけど、やくしまるえつこさんの主題歌『ノルニル』『少年よ我に帰れ』、エンド曲coaltar of the deepersの『DEAR FUTURE』も最高ですよ!



追伸・ピングドラムを検索してて知ったBS松竹東急チャンネルですが、ここ猛烈に良くないですか……?
芝居をたくさん流してくれそうなのもステキ。
これが無料なんて嬉し過ぎる!
特にこの辺りが楽しみです。

  

  

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