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宝塚歌劇実況レコード

  先日、私同様に長年宝塚歌劇ファンをされている、関東在住の方からメールをいただき、「家族構成が変わるので部屋を開けなければならず、色々と断捨離をしているのですが、宝塚のレコードをもらっていただけませんか?」という内容。どうしょうと迷った時に、私の名前が最初に浮かんだそうです。
断る理由も無く送っていただくことになりました。




 家庭用のビデオが普及するまでは、宝塚ファンの間では「実況レコード」が重宝されていました。一枚のレコードに一部割愛されている部分もありますが、芝居とショーが丸ごと入っていて、脚本が載ったプログラムを見ながら、何度も聴いたというファンも多いはず。特に地方のファンは一度しか観劇できなとか、今回は観にいないというような人も多く、それそれは実況録音レコードが有難かったと話に聞いたこともあります。

価格は昭和五十年頃で実況のLPが2200円。当時のS席の観劇料金と同じくらいかな。
「風と共に去りぬ」というような一本物の大作になると二枚組となり、価格は4400円。

 宝塚大劇場がそう遠くない距離に住んでいた私は、実況レコードを買うよりも観劇に力を入れていたので、同級生で同じ演劇部の女の子の家に数人でよく聴きに行きました。その子のところはピアノがあるような家で、実況レコードも毎回買ってもらっていました。「あかねさす紫の花」は文化祭でもやったので、本当によく聴きました。

 さて送られてきたレコードは大きなダンボールが二箱。非力な私は運べず、入り口に置いたままでしたが、開けてみると実況レコードがぎっしり。30キロほどありました。

頑張って集められたのがわかります。それを見た瞬間、私はこの熱量を引き継ぎたいと思いました。

ピクチャーレコードも


一番売れたであろうベルばら

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