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「小説書きの集い場」(仮)をつくる──実録──|3|

すべては資金を獲得できるか否かの問題ですが、私の希望としては、都内に拠点──オフィス兼たまり場兼書店のような「場」をもちたいと考えています。
イメージは、貸しオフィスとかではなく、古民家や昭和の雰囲気のある一室のようなもの。

今はだいぶ少なくなってはいますが、さすが東京は古い街。
幾たびの戦火や大地震にもかかわらず、昭和時代の古い建築を残している場所が多いのです。
上がり框があったり、欄間があったり、狭くて暗い急こう配の階段があったり。
そういう場所で昔の文豪よろしく執筆したり語り合ったりするの、最高ではないですか。

はい。
夢を語っているだけで、実現可能性は考えていません。
ただし、まだ探せばあると思うんですよね、そういう物件。

X(Twitter)のアンケートでは、「新宿~池袋」と「谷中近辺」がほぼ同数を獲得しました。
交通の便からして、山手線内がいいと思っています。
いずれも、味わいのある物件が未だに残っている場所ですね。

もちろん、清潔で、冷暖房完備、洋式トイレは前提。
Wi-Fiも設置しないといけませんね。

でも、デスクではなく文机に座布団でもいいかなとも思います。

好きなときに読書や執筆で使ったり、読書会をやったり、時にはイベント(トークショー)を企画したり、ミニギャラリーにしたり。
で、オフィス的機能もしっかり持たせる。

まるで夢のような話。
でも、夢を持って、どうしたら実現できるか考えるところから、アイデアは生まれてくるはず。

少しだけね、こういうイメージに取りつかれている場合、太宰治の「仕事場」(今はない)を見た経験もあるんですよね。

取り壊し前日の貴重な写真です。
当時は写メはなく、「写ルンです」を買って駆け付けた場所です。
写真をさらにカメラ撮りしているので見づらいですけど。
それから、林芙美子記念館(新宿区)の芙美子の家のイメージもありますね。
夢みたいな話です。

つづく

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