やりたいことがある人は未来食堂に来てください 「始める」「続ける」「伝える」の最適解を導く方法
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
「日経WOMAN」ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017 受賞スピーチより
今回取り上げるのは、あの未来食堂の経営者、小林せかいさんの本です。
実は、この本の前書きは割とシンプル。
自分の身分を2行で明かして、本題に入ります。
このシリーズのいつもの流れなら、その文章を取り上げるのですが、本書はその前にご自身のスピーチの引用があります。
とても刺激的だったので、そのスピーチをピックアップします。
その言葉は、こんなものです。
この力強い言葉は、後半でも引用されていたかと思います。
おそらく、本書でもっとも言いたかったことが、この二行に凝縮されているのでしょう。
結論を冒頭と、後半で挟む。
小説などではよくあるスタイルですね。
ビジネス書でも、マーケッターの方の本では、時折見かけます。
本書の内容
行動指針
本書は、著者がであった「まかないさん」との対話の中でよく交わされる質疑応答、
ご自身のビジネスへの想い、
そして未来食堂店主としてのミッション。
そんな事がふんだんに詰め込まれています。
※まかないさんというのは、著者の食堂で取られているシステムの一つ。
一度未来食堂で食事をしたことのある人なら、50分の労働でただ飯を食えるという仕組み。
実際は貧乏学生が食事のために働くというより、著者と接するためにこのシステムを使う方が多いようです。
といっても、決してページ数の多い本ではありません。
文体も平易で、ビジネス書の中ではかなり読みやすい。
本を読むことに慣れた人であれば、2時間ほどでさらっと読めてしまうと思います。
ざっくり言うと、ノウハウというか著者自身の行動指針的なものがページ数としては多く割かれているような印象です。
磨かれた言葉
私自身がこの本を読んで印象深かったのは、言葉の一つ一つが磨かれていること。
少ない文字数で、多くの想いを伝えるために、相当推敲されたのではないかと思います。
だらだらと長く描くのではなく、短い内容の中に、とことん詰め込んだ感じを受けます。
ご自身も、言葉の使い方にはこだわりがあるように書いてあったように思いますが、
短く簡潔な分の中にたくさんの思いを込める。
そういった書き方は、けっこう参考になるような気がしました。
もちろん、ビジネス書としてもとても参考になる本ですので、
多くの方にお勧めしています。
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