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創造性は寝起きに発揮されるということを証明した実験

一言でいうと

アイデアは寝覚めにやってくる

活用シーン

創造的思考

内容

1999年ハーバード大学、ロバート・スティックゴールドの研究。
大学生を集め、3日間実験室で寝てもらい、一晩に二回起こした。
この二回にプラスして、寝る前と朝起きたときに被験者にはスクリーンを見てもらう。スクリーンには、まず一つの単語が一瞬映し出され、その後、文字が一つ出てくる。これらの文字が一つずつ出てくる中で、それが意味のある単語になるのか、意味のない羅列で終わるのかをできるだけ早く判別する、という実験。

また、ある組み合わせでは、二つ目の単語は一つ目の単語と強い結びつきがあったり、弱い結びつきがあるものがあり、この結びつきについての発見についても調査した。

結果、人は完全に目が覚めて注意を払っているときよりも、夢から目覚めた直後のほうが、言葉の連想の幅が広いということを発見した。

夢の正体: 夜の旅を科学する
アリス ロブ (著)


寝起きのときは、比較的弱い結びつきしかない単語と単語の関連性を見つけやすかったそうです。これは、リアルな生活の中でいくと普通では思いつかない知識と知識の結合を可能にすることを意味すると言います。それこそがまさに「アイデア」ですね。独創的なアイデアは、寝起きのときに浮かびやすい、ということのようです。

じゃあ、このとても大事な時間をどう過ごしているかを振り返ってみたときに、「あ!遅刻だ!」なんて言ってアドレナリンをドバドバ出して興奮状態になっちゃうと、たぶん、脳は自身の生存のために視野を一点集中にしてしまい、ちょっぴり独創的アイデアとは違う方向に言っちゃいそうです。

だからできれば、寝起き時間はそこそこゆったりした気持ちでいることが「新しいアイデア」を創造するにはいいのかもしれません。そういえば、朝に瞑想をする、ヨガをするといったこともそういった脳の働きにはよさそうですね。

朝の時間、大事にしたいものです。


私はこんな本書いてる人です(^^)/


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