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美術の経済 “名画"を生み出すお金の話

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめに―――美術は経済無しで語れない

2015年11月11日、ニューヨークで開かれたサザビーズの美術品オークションで、サイ・トゥオンブリーという米国出身の現代美術家の作品(無題)が約7050万ドル、当時の為替レートで日本円に換算して約87億円という高値で落札された。昨今のオークションでは、驚いて耳をふさいだような表情とポーズで有名なエドヴァルド・ムンクの≪叫び≫が100億円近い値をつけるなど高額落札のニュースが時折新聞紙面をにぎわせているので、「ああ、またか」と感じた方もいるかもしれない。

美術の経済 “名画"を生み出すお金の話(小川敦生)

まずは、絵にまつわるショッキングな話から。
そんな感じの始まりですね。
美術品と言えば高いというイメージがあります。

本書の内容

美術品はどうやって売る

本書は、自分が描いた絵を売るとしたら?という問いを持って読むと面白いんじゃないかと思います。
絵がその価値を認められるまでどんなことが起こっているのか。
あるいは美術の世界の裏事情なんてものが書かれています。

実は美術品というのはある意味特殊。
アーティストが自分で作品を手売りするかというとそうでもない。
かつては、画商とアーティストの関係があり、それが美術の世界を育てていたわけですが、だんだんと難しくなっているようです。

それが、インターネットの普及でダイレクトな販売ができるようになってきたわけです。
ただ、そうはいっても美術品って、価値がわかりにくい。
ある意味あるようでないので、オークションでは時にとんでもない金額が出てきたりする。
そんな特殊な美術品の経済についてを、古い歴史から現代まで紐解いたのが本書。

実用書という感じではありませんが、美術という物の成り立ちを知るにはいいほんです。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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ちなみに私はこんな本書いている人です。


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