夢で難問を解く
一言でいうと
夢で難問を解決できる・・・こともある
活用シーン
難問や創造的思考
内容
1970年代ウィリアム・デメントの調査
500人の学生に難しい問題が書かれた用紙を渡し、寝る直前まで見てはいけないと指示。学生は三日間、夜寝る前に問題を一問あけて、15分間取り組む。そのうえで、翌朝夢に見たことをすべて書き出しもう一度問題に取り組んだ。
【エピソード】
最初の問題は「O、T、T、F、F」という文字が、ある無限に続くパターンの始まりだとしてこの後に続く文字を考えるというものだった。
ある学生は、画廊で歩きながら壁にかけられた絵を数える夢を見た。「1、2、3、4、5(one、two、three、four、five)」。ところが次の6枚目と7枚目があるはずの場所には、額縁しかなかった。
・・・これはまさにヒントですね。数字を英語で書くと、O、T、T、F、F。つまりそこに続く文字は「S、S」となります。
デメントは合計1148の夢日記を回収した。うち87では問題への言及があり、7つには答えが含まれていた。
夢の正体: 夜の旅を科学する
アリス ロブ (著)
この研究、本書においても「限界がある」と言っていますが、たまたまじゃないの?的なとらえ方もありそうです。ただ、よく言われるのは人の脳は自分で意識して使っている領域はごくわずかで、日頃認識されていない働きにそのスペックの本質があるそうな。もしそうだとしたら、この「夢」という無意識の領域の中に様々な知性が眠っている、という話もありそうな気もします。
実際に私は、悩むことがあると夜寝る前に、自分にその答えを出すよう問いかけながら眠ることがあります。それが場合によってはヒントを与えてくれる夢を見ることもありますし、夢というかたちで見なくとも、翌朝スッキリ決断できる状態になっていたりすることがあります。
まあ、この辺りはまだまだ「信じるか信じないかはあなた次第」というレベルなのかもしれませんが、私自身は夢の効能を信じていますし、そこそこ使ってるほうじゃないかと思います。
ちなみに、夢を覚えていない人にはこんな習慣がおすすめです。
①イメージストリーミング
人は目をつぶり、心を静かにすると、頭の中にはいろんなイメージが湧いては消え、湧いては消え、します。それを意識してとらえ、口に出していってみる。このトレーニングをすると、夢を見たときに憶えやすくなります。
②夢日記
習慣として、「夢を覚えておくべき」という感情を持ち続けると、夢を覚えやすくなります。いつもは、夢をそんなに重視しないので、短期記憶から長期記憶にうつりにくいと思うのですが、意識してメモするぞ、と考えることで夢を覚えて起きやすくなるような気がします。
ということで、寝ている時間を活かすという意味でも、夢の活用ができると面白いんじゃないかなーと思いますがいかがでしょうか。
私はこんな本書いてる人です(^^)/
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