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リーダーが率先すべき科学的理由

一言でいうと

人は他人をまねたくなる

活用シーン

リーダーシップ

内容

デューク大学のロビン・ターナーの研究。
被験者を集め「実験準備に時間がかかるので、待っているあいだ他の人と一社にクラッカーを食べて」まつよう伝えた。

そこにはサクラがいて、様々な動物の形のクラッカーから、魚の形をしたクラッカーばかりを食べました。10秒から20秒おきに、魚のクラッカーだけを食べたのです。

30種類の形のクラッカーのうち、その参加者は71%が同じ魚の形のクラッカーを口にしました。

比較としてサクラが他の動物の形のクラッカーを食べる実験を行いましたが、魚の形のクラッカーが食べられたのは44%のみでした。

人も自分も操れる! 暗示大全
内藤 誼人 (著)

脳科学・心理学をベースとした、「セミナー講師のためのセミナー」に参加したことがあります。そこで強調されたのは、「インストラクター・ファースト」。つまり、何かしらのワークをする際は、必ず、指導者が手本を見せよ、という事でした。

また、人に教える際に「やってみせる」という事が大事だというのは、かの山本五十六氏の格言にもありましたし、確か松下幸之助氏もそんなことをおっしゃっていたように思います。

つまり、部下になにかしらやってほしい行動があるとすれば、まずは自らがそのように動く必要がある。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、ふんぞり返って命令するだけでは、人は動かないのでしょうね。

「お客様のため!」と号令をかけるけど、行動が「自分の保身」に終始する上司がいるとすれば、そのメンバーもまた保身に走る。

これはけっこう重い話で、一方で、会社経営などをしていると「経営理念に沿った経営」なんて言うことを言い始める経営者がけっこういます。しかし、この経営者が、理念を一番に大事にしない場合、理念は社内に浸透しません。もし、経営理念が社内に浸透しないという事を悩んでおられるリーダーがいるとしたら、そもそもあなた自身が理念にコミットした行動をしていないのかもしれません。

あ。
自分やん。

・・・という、気づきから成長は始まるんですね(自戒の思いを込めて)



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