説得の心理技術
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
人は生まれながらに”説得”している
本書はこんな書き出しから始まります。
この文章に、何か惹かれるものがあるでしょうか?
はじめに、無意識に他社を説得していた子供のころの話を出すことで、あの時いともたやすくやっていたことを思い出させる。
そんな意図があるのかもしれません。
本書の内容
カルト教団に在籍していた著者
本書の最大のウリの一つは、7歳から16歳まで、著者はあるカルト教団に属していたといいます。
そんななかで、聡明な人たちが、カルト教団に入信していくプロセスをつぶさに見てきています。
一見、何の不満もない人たちが、いとも簡単に操作、洗脳される。
あっという間に熱狂的な信者になるさまを見ていて、著者はそのメカニズムに関心をもったようです。
実際に、本書の内容は、他者を説得する・・・というより他社が自分で納得した、という状態に誘うプロセス・テクニックが掲載されています。
だから、悪用厳禁なのです。
それほど強力な、説得の心理技術は、人の心をつかんで離さない状態を作り出します。
紹介される心理技術
中身に関していえば、いうほど悪徳商法的なテクニックとは言えないと思います。
普通に、セールスやマーケティングにつかっても、後ろ指をさされることはないものがほとんど。
きっと、カルト教団はこういったものを上手く組み合わせることによって、効果を最大化させているのでしょう。
いえ、あるいは、書ききれないものがあるのかもしれませんが・・・
そもそも、本のタイトルより大きい「悪用厳禁」の文字。
これこそ洗脳的キャッチコピーだと思いますが(笑)
詳しくは、ご自身の目で確かめてみてください。
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