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新型コロナについて

マーケティング業界において、イノベーター理論というのがある。62年にスタンフォード大学のエベレット・M・ロジャースが、商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類したものである。

①イノベーター(Innovators:革新者):市場全体の2.5%
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。
②アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用層):同13.5%
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。
③アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随層):同34.0%
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。
④レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随層):同34.0%
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。
⑤ラガード(Laggards:遅滞層):同16.0%
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。

僕は、コロナに関しては、④レイトマジョリティ、もしくは⑤ラガードに属するようである。

20年の初め頃からのコロナ渦において、1度も感染していなかったにもかかわらず、つい先日、風邪気味で微熱があるので、かかりつけの医者のところで抗原検査を受けたところ、驚いたことに陽性判定が出た。

遅まきながらの「コロナ・デビュー」となった。

医者の話だと、5類に移行してから、あまりマスコミにも報道はされないものの、感染者がいなくなったわけではないとのこと。医療資源の乏しい沖縄などは、ちょっとした医療崩壊状態にあるという。東京や大阪のような都市部でも、依然、コンスタントに感染者は出ているようである。

最近は、電車の中や繁華街でもマスクをしていない人が多数を占めている。外国人観光客も目立つ。最初の頃は、僕自身は用心して外出時にはマスク着用を励行していたが、だんだんと暑くになるにつれて、サボりがちであった矢先である。コロナウイルス自体が世の中から消えてなくなったわけではなかったのである。

とはいえ、症状は軽度で、発熱も37.5℃ほど。咽喉の痛み、咳・痰が出る程度であったので、医者の指示に従って、5日間ほどは家の中でおとなしくしていたが、普通どおりに仕事もやっていた。こういう時は、リモートワーク主体の会社は好都合である。ワクチン接種を5回も受けたことも、もしかしたら関係あるかもしれない。

問題は、用心はしたものの、同居家族に感染してしまったことである。軽症だった僕よりも、本格的な症状が出てしまったので、意図したものではないとしても心が痛んだ。

この辺りが、見えない敵との闘いの怖さである。常に用心しておかないと、油断したら足元を掬われてしまうのだ。

やれることと言えば、うがい、手洗い、消毒、マスク着用といった当たり前のことを愚直に継続するしかない。加えて、やはり免疫力が重要である。免疫力が低下しないように、睡眠、食事、適度な運動、規則正しい生活、ストレスを溜めない等も重要なのであろう。


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