みなみ

大阪大学工学部(休学中)所属。アフリカが足りないという魅惑の言葉につられて、ルワンダで…

みなみ

大阪大学工学部(休学中)所属。アフリカが足りないという魅惑の言葉につられて、ルワンダで4ヶ月間インターンしました。アベンジャーズでは弓の人が好き。

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アフリカにも特異解はある

アフリカは人がいいとよく聞くけれど、本当だろうか。 日本人は礼儀が正しいというけれど、本当だろうか。 こんなことを考えたのは自分が働くルワンダのレストランでは、自分が会釈すると笑顔で返してくれたり、最高においしかったと伝えてくれたりする人が多く、快く接してくれるようなお客さんばかりだからだ。 自分が働いているのは、どちらかというとルワンダに滞在している外国人や、現地でも富裕層といわれる人たちがよく来る場所なので、もしかすると顧客層などにもよるのかもしれない。ただ、それ以外

    • さよなら、平成最後の夏

      『真夏のピークが去った。天気予報士がテレビで言ってた。』 今年の日本は酷暑真っ只中らしい。らしいと言えるのは、避暑地となるような国へと避難しているからだ。アフリカ偏見あるあるその1として、めちゃくちゃ暑いと思われがちなのだけど、ルワンダは常に24度から27度くらいで非常に過ごしやすいのだ。 なので、今年は平成最後の夏と騒がれているのだけど僕の中から平成最後の夏の記憶はごっそり削除されることになる。 でもそんな風に夏から離れることで考えたのは、夏ってとても素敵

      • 世界観と水羊羹

        これからの『水羊羹』の話をしよう。 突然なんなのだという感じだが、さきほど食べた水羊羹がほんとうにうまかったのだ。なんていうことはない、どこにでもある水羊羹だ。1個100円。どうせアフリカに行くならば、ドラッグストアで日本らしい食べものを買っていこうと考えて、2つ買っていった。 いつか誰かに聞いた、「アフリカの人はあんこの食感を好まない」という迷信を確認したいという企みが当初は存在していたのだが、案の定めんどうになって自分で食べてしまった。 コーヒーのお供に甘いものをと

        • 代表するということ、応援するということ

          6月29日 金曜日。実に2大会ぶりにサッカー日本代表がW杯決勝トーナメントへの進出を決めた。 直前のハリルホジッチ前監督の解任騒動、欧州組の相次ぐ不調、ほとんど勝利のなかったW杯前の親善試合など、前評判はかつてないほど悪かった。 それに対して、実際に大会が始まると、強豪コロンビアへの勝利、セネガルとの熱いシーソーゲームなどを通じて、みるみるうちに代表への評価は高まっていった。 そんな中行われたGL第3節ポーランド戦。 日本は0-1での敗着となったが、同時刻に開催された

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          ウガンダ旅行記 前編 怒涛の入国

          6月27日水曜日 天気は雨。 雨は決して嫌いではないのだが、朝、眼が覚めると少し憂鬱な気分になった。 僕はウガンダの首都カンパラにいて、この地から離れるか、とどまるのかを迷っていた。ただ雨の音を聞いた瞬間に、一気に移動する気持ちがそがれてしまった。 カンパラには少し飽きはじめていた。カンパラはアフリカの中では、それなりに発展しているほうだと聞いている。探せば、ある程度は何でも見つかり、ケンタッキーや日本のラーメンなんかもあったりする。だからこそ、少しつまらないと感じてしま

          ウガンダ旅行記 前編 怒涛の入国

          とある定食屋での日常@Rwanda

          定食屋っていいですよね。うまそうな飯のにおい、山盛りにしてくれるおばちゃん。きれいな店でなくても、その土地のことを知るなら、まずその現地の定食屋と仲良くなるのが一番な気がします。 ルワンダでも飯は食います。当たり前です。でもやっぱりアフリカ、日本とは全然違った食文化だったりします。今回は少しルワンダの食事について書いていこうと思います。 ルワンダでの食事は基本的にはビュッフェです。なんだかうまそうなものがいっぱい並んでいます。おいしそうな鶏肉、なんだかわからないもの、とこ

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          ルワンダ最貧困地区ミヨベへの視察~支援とイマジネーションについて~

          「イマジネーションが及んでいないことがある」 こんにちは、みなみです。今回はいつものような話ではなく、まじめな話。NPO法人ルワンダの教育を考える会の方に同伴し、ミヨベという都市のキガリから車で2時間ほどの地域に視察に行ってきたのですが、僕が同伴した望月さんの言葉で特に印象に残った言葉です。今でも自分の中でずしんと響いています。簡単にその視察について書いていきたいと思います。 そもそも、ルワンダの教育を考える会とは この法人は、戦争で心身共に傷ついたルワンダの子供達

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          進路についてもよりよく迷え 、カレーのレシピとワンピースに助けられながら『さよなら未来』に導かれる

          『地図ではなく、コンパスを持て』 これはWired元編集長の若林さんの著書『さよなら未来』の一説に引用されたMITメディアラボ所長の伊藤積一さんのお言葉です。この言葉に端を発し、またしても言葉に悩まされる日々が続いていました。 こんにちは、みなみです。だんだんルワンダでの生活にも慣れてきて、はからずして坊主になった我が髪の毛も少しずつ伸びてきて違和感がなくなってきました。 そうやって徐々に生活自体に慣れてくると、ごくたまに、いやそこまでたまにでもないんだけど、ふと我に返る

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          虎穴に入らずんば虎子を得ず、海外に行ったら髪を切れ

          ルワンダに来て、はや1週間。 アフリカが足りないという未知の言葉に惑わされ、この地にやってきて、はじめのうちは困惑もあったのですが、だんだん慣れてきました。   ルワンダの首都のキガリという地域に住んでいるのですが、下の写真のように、日本人の考えるテンプレアフリカ像とはかけ離れて絶賛発展中で、途上国とは思えない部分があります。(この辺についてもまた書きたい) それでも生活の節々にアフリカを感じることもあります。たとえば、鉄道なんかはありえなく、移動は基本バイクタクシーとか、

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          大学生が一冊の雑誌に影響されてアフリカまで訪れてしまった話

          「コンピューターにはアフリカが足りない」これは日本版のWired vol.29の冒頭で編集長の若林さんが引用した言葉です。この言葉に端を発した、「ワイアード、アフリカに行く」という特集がなければ今の自分はどこで、何をしていたのだろうか、とさえ考えてしまうほど、この特集との出会いは強烈なものでした。 はじめまして、このブログ(Note)を運営している理系大学生(休学中)のみなみと申します。簡単に自己紹介をさせていただくと、小中高大と大阪を出たことはなく、中高では部活に精を出し

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