読みもの「かゆいの広がらないでくれ」

食物-花粉アレルギー症候群（PFAS）
というのがある。

シラカバ・ハンノキなどの花粉アレルギーがある人が
花粉とよく似た抗原（タンパク質）を持つ
果物や野菜を食べると

口の中や喉がカユカユになり
唇が腫れたりして
アレルギーを起こすのだ。

私は
シラカバ、ハンノキで
花粉症症状が出る自覚は
ゼロなのだが

よく似た抗原フルーツ勢
（りんご、桃、梨、いちじく、さくらんぼetc…）
を生食すると
イガイガのカユカユになってしまう。
美味しいのばっかりである。

もちろん
人によって出方は様々だが

私の場合
イラストの星印が多いものは
体に強く症状が出てしまう。

＊

加熱すると
抗原のタンパク質が壊れるため
アップルパイなどは
食べられるのであるが

大好きなりんご、桃、梨などが
生食できなくなってしまったのが
とても口惜しい。

＊

ところで

長野県生まれの私は
りんごへの愛は深い。

子どもの頃
遠足で近隣の小高い山に登り

一生懸命歩いて

丘陵地のりんご園で
りんご狩りをした。

輝くような
もぎたてのりんごの
濃厚な香りを私は知っている。

サッと洗って
それにかじりついたとき
どんなに美味しいかも。

……嗚呼。

＊

ちなみに

豆乳（無調整）は
カユカユレベルが非常に高いので
近づかないようにしている。

豆腐は今のところ大丈夫。
加熱しているからだろうか…

神様

どうか
食いしん坊な私に
これ以上食べられない果物・野菜を
増やさないでください。

p.s
食いしん坊だからこそ
食べるの減らせばいいじゃんって
言っちゃだめ。