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聞かなきゃ“損”だと思うんだけどな<コロナ禍・ウクライナ危機に共通して思うこと>

「この国は、なんてもったいないことをしているんだろう」と、なんだかすごく悔しい気持ちになるんです。

何がそんなにもったいないと思うのかというと、大勢の意見とは異なる考えを述べる専門家の話に耳を傾けようとしないこと。コロナのことにしても、ウクライナ危機のことにしても、テレビ局お抱えの専門家ではない専門家が、たとえ大々的に取り上げられることはなくても、大きな視点で大切なことをずっと言い続けてこられていると思いますよ。冷静かつ理路整然と。なんて、素人の私が、その道のプロの方々を評するのはおこがましいのですが。

何が正解なのかは分かりません。ただ、違う切り口からの意見を聞こうともしないことが、本当にもったいないと思うんです。せっかく聞ける状況にあるのに。選択肢は1つじゃないのに。損得という言葉は私の好むところではありませんが、あえて損得という言葉を使うならば、たぶん長い目で見ると、こういう状態って、すごく損ですよ。しかも、当然のことながら私たち(国民)が。多様な意見があるにも関わらず、1つだけに絞って突っ走るって、ゆくゆくは自由を“損”ねる行為ですから。

でも、今は、国民が自ら1つだけを求めようとしているんですよね。自分の(大勢の)考えとは違うというだけで、「反〇〇派」や「親××派」などと分類し、「頭がおかしい人」「ちょっと危険な人」というレッテルまで貼る。専門家にでさえも。さらに、そのレッテルを貼った人たちの意見に耳を傾ける人も、あんなやつを擁護しているのだから「こいつもなんちゃら派だ」と決めつける。それって、そういう人ほど毛嫌いしているどこかの国みたいじゃないんですかね?ーー
素朴な疑問です。

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