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会議室で演劇をする理由

こんにちは。このnoteでは会社で演劇をする理由をつらつらと書いていきます。

前回のnoteで書いた通り、シチュエーションコメディ『みんなの部屋・改(作・冨坂友)』を絶賛稽古中です。
普通の演劇公演だと劇場やアトリエでやられることが多いと思いますが、今回の『みんなの部屋・改』の公演場所は会社の中のフリースペース。
(株)バレットグループさんのご厚意で、会社が稼働していない土日も稽古場として使用させてもらっています。

公演の案内をした友人からも結構不思議がられるので、今回の公演を打たせてもらえることになった経緯を書いておきます。

公演を打たせてもらうフリースペース、普段は社員の人が作業したりミーティングしたり交流会や講演会が行われる場所。
演劇を通して学生の人との交流や会社のことを知ってもらうという目的で使用させてもらうことになりました。

もともとは稽古場所としてだけお借りするつもりだったのですが、この場所があまりにもあらゆる意味で良いのでダメもとでお願いをしたら公演OKと返事が返ってきて驚きました。

思いもよらなかった形で会社で演劇公演をすることになりましたが、個人的にはこのアイデアかなりいいと思っています。

というのも世の中の大半の会社は土日が休みで、その間は会議室とかのスペースはまるまる空いています。
もっというとどんなに忙しい会社でも平日でも夜なら会議室は空いていることのほうが多いはず(少なくとも全部の会議室が埋まることはないはず)


このスペース、もったいなくないですか?


大きい企業ならそれなりの広さがある上に、駅からも近い。
セキュリティや機密情報なんかの問題をクリアすれば今回みたいな演劇公演のほか、写真展やダンス公演など使い道はいくらでもある。

会社は遊ぶところじゃねぇ的な考えもあると思いますが、持ち帰り仕事があるなら持ち込みアートみたいなのもあってよいのではないかと。
仕事とプライベートの二項対立がこの先どんどんなくなっていくと思いますが、会社という場所も今までにない使われ方をしてもよいのではないかと。

会社員も普段なかなか会わないであろうヒト・コトが向こうから来てくれる、作品を持ち込むクリエイターもなかなか出会わないであろう会社員という人種に出会うことができる。
個人的にはこのアイデアだいぶ気に入っています。

というわけで今回の公演が終わった後、いくつかの会社で持ち込みアートをさせてもらうことになりました。(詳しくは決まったら書きます)
会社が仕事をするだけで終わらない、刺激的な場所になればよいなぁと思っています。

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