カレン

1999年生まれ。大学4年次に南伊豆の宿「ローカル×ローカル」で住み込みインターンを経…

カレン

1999年生まれ。大学4年次に南伊豆の宿「ローカル×ローカル」で住み込みインターンを経験し、人への関心がよりいっそう高まる。 NINIROOM@京都、MARUYA@熱海にて住み込み。こだわりが詰まったものや人間くさいものが好き。事業会社でWebマーケティング(CRM)に従事。

マガジン

  • NINIROOM@京都にて

    京都のゲストハウス、NINIROOMで住み込みヘルパーをしていた時に起きたことや考えたことを綴っています。 京都ぐらしや、NINIROOMに興味がある方も、寄り道してみては。

  • ローカル×ローカル@南伊豆にて

    南伊豆のゲストハウス、「ローカル×ローカル」での住み込みインターンをしていた時に書いた記事です。ローカル×ローカルでのインターンに興味のある方、ローカル×ローカルに行くと、こんなことが起きたりもしますよ。

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「頑張ります症候群」のわたしが見つけた「しない3箇条」

ローカル×ローカルのインターンが3週間目に突入した。 SNSでわたしの投稿を見た知人から、「ローカル×ローカル楽しそうだね」と連絡をもらうことも増えてきた。 たしかに楽しい。めちゃくちゃ楽しい。 毎日みんなで朝ごはんを食べる時。わたしが作った夕ご飯を、「おいしい」と言って完食してくれる時。南伊豆にくらす人や、宿のゲストとおしゃべりする時。ローカル×ローカルでの時間は、すごく濃密で、幸せで、心地いい。 だから、ここでの時間を一言で表すのなら、一番はじめに思い浮かぶのは「楽し

    • 国際競争力も幸福度もトップクラスのデンマークには、日々の仕事に活かせる思考が詰まっていた

      3月末に、マーケティングトレースの活動をされている黒澤友貴さん主催のオフラインイベントに参加しました。 テーマは、小さくても大きな変化を生む国デンマーク。 なぜ参加したのか?参加した理由は、過去の色んなきっかけが積もり積もって、自分のアンテナが「行け」って言ってる気がしたから。 ・大学生のときに住み込みしていたゲストハウスの宿主がデンマークのフォルケホイスコーレに参加していて、WORK MILLのデンマーク特集が本棚に置いてあったこと。本に出てきた「ヒュッゲ」の概念に惹か

      • グループという概念から離れて、随分と生きやすくなった

        知人から、知人が所属している「仲良しグループ」の悩みごとをきいた。互いに嫌われることを恐れて、本音で話せない、と。 そういう悩みを久しく自分が抱えていないなと、気づいた。 そもそも、自分が「グループ」に所属している実感があんまりない。 そして、「グループ」という概念から離れてからというもの、随分と生きやすくなったな、 と、ふと思った。 この発見が個人的にすごく面白くて、文章にして残しておきたくなったので、書いている。 ・ グループに所属する感覚が無いってことは、独り

        • きもちを感じ取ることと、言葉できもちをあらわす限界[西村佳哲さんのワークショップ参加記録/2日目]

          2023年5月、西村佳哲さんのワークショップに参加した。兼ねてからずっと行きたかった企画なので、ここで感じたことや考えたことは記事に残しておこうと思う。わりと時系列に書いている、日記みたいな感じ。 2日目の朝は、クイーンズメドゥ・カントリーハウスに暮らす馬のことについて。ここで馬事をしている徳さんと松井さんに敷地内を案内してもらいながら教えてもらった。 クイーンズメドゥにいる馬は、商業的・経済的な目的をもたない、「一緒に暮らす」存在としている。 「ただ馬が<いる>ことで

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        • NINIROOM@京都にて
          8本
        • ローカル×ローカル@南伊豆にて
          6本

        記事

          どこが深くてどこが浅いかは、話し手にしかわからない[西村佳哲さんのワークショップ参加記録/1日目]

          2023年5月、西村佳哲さんのワークショップに参加した。兼ねてからずっと行きたかった企画なので、ここで感じたことや考えたことは記事に残しておこうと思う。 この記事は、初日夜の時間で気づいた「きき手が聞きたいこと」と「話し手が話したいこと」について。 夜ごはんを食べたあと、隣同士ペアを組み「今の動機」というテーマで対話した。 1組8分。 以前別の場所で似たことをやったけれど、今回もやっぱり慣れなくて、ぎこちない。録音には、途中話がぷつっと切れた時に「どうしようかな、、」と

          どこが深くてどこが浅いかは、話し手にしかわからない[西村佳哲さんのワークショップ参加記録/1日目]

          誰かがごはんを作ってくれることにありがたみを感じたのはいつぶりだろうか[西村佳哲さんのワークショップ参加記録/1日目]

          2023年5月、西村佳哲さんのワークショップに参加した。兼ねてからずっと行きたかった企画なので、ここで感じたことや考えたことは記事に残しておこうと思う。 この記事は、遠野で初のごはんを食べたときのこと。 ワークショップの間、あるサポートメンバーの方がごはんを作ってくれる。Cさんと呼ぼう。初日、Cさんのごはんを食べたとき、「誰かがごはんを作ってくれたことに、こんなにありがたいと思うのはいつぶりだろう」、と、ふと思った。 日々生活していれば、誰かが作ったごはんを食べる機会は

          誰かがごはんを作ってくれることにありがたみを感じたのはいつぶりだろうか[西村佳哲さんのワークショップ参加記録/1日目]

          共通性と多様性のバランス

          先月、ほぼ全員初対面のメンバーで旅行に行った。 以前住み込みしていたゲストハウスのスタッフさんが招集した7名と、1泊2日で京都と奈良に行く旅。回る場所はザ・王道な寺院ばかり。 コッテコテの修学旅行である。 実は、誘われた時、楽しい旅になるのか不安だった。だってほぼみんな初対面だから。 でも、当日、参加者と合流してものの5分で、これまでの不安は無用だったとわかった。 他の人も共通の知り合いが3人以上いる人は誰もいない、初対面だらけの場所なのに、居心地がよいのである。 2日目

          共通性と多様性のバランス

          共通の「いいな」って思うものについて話すのは好きやなあ〜NINIROOMのひとvol.4〜

          ゆうさんとの対談、前回はこちら。 (投稿したつもりになってずっと下書きに入っていました、、大変申し訳ありません。 以下本文です。) ・ ・ ・ 「本がある場所をつくりたい」と話す、NINIROOMスタッフのゆうさん。本が好きなことについて聞いていたはずが、いつからかわたしが話し手になっていました(笑)。話題は、NINIROOMにあるゆうさんの選書「NINI文庫」から、noteに移り変わっていきます。 noteを書くひとは多けれど、その理由はきっとさまざま。はたまた、書くツー

          共通の「いいな」って思うものについて話すのは好きやなあ〜NINIROOMのひとvol.4〜

          逆算思考をやめたら、違ったものが見えてきた〜NINIROOMのひと vol.3〜

          NINIROOMでの対談企画、「NINIROOMのひと」。第3弾は、スタッフのゆうさんと話した記録である。 ヘルパーをする前、わたしはNINIROOMに宿泊客として訪れたことがある。その時も、ゆうさんが親切に接してくれたことを色濃く覚えている。ふんわりほんわかしたオーラで周りを包み込むゆうさんだが、以前からこういう性格だったわけではなかったそうで。 ・ ・ ・ 常連客から、スタッフへーーーゆうさんは、もともとNINIROOMの常連で、そのあとスタッフになったんですよね。

          逆算思考をやめたら、違ったものが見えてきた〜NINIROOMのひと vol.3〜

          自分を知るための手段のひとつ〜NINIROOMのひと vol.2〜

          NINIROOMのひとvol.1はこちら 京都の丸太町にあるゲストハウス、NINIROOMでは、京都ぐらしの足がかりとして、長期的に滞在する人もいる。 京都の丸太町に位置する「HOSTEL NINIROOM」にて、個性豊かな面々に話を聞いた記録、「NINIROOMのひと」。第2弾に登場するのは、長期滞在ゲストのさきさん(右)とコホさんである(左)。普段からラウンジで楽しそうに話す2人に、同い年だけではない、ある「共通点」について聞いてみた。 ・ ・ ・ ーーーふたりはど

          自分を知るための手段のひとつ〜NINIROOMのひと vol.2〜

          姉妹であり、親友であり、相棒である〜NINIROOMのひと vol.1〜

          シリーズ「NINIROOMのひと」、はじめますわたしにとってnoteは、「相手と築いた関係性の証」みたいな意味もある。その人と対話した証。どんなことを話して、自分が何を感じたのか、忘れたくない気持ちをのせながら、noteを書いている。 2月のあいだNINIROOMでヘルパーとして滞在し、京都ぐらしを終えた今。ふりかえると、たくさんの発見と、心あたたまる日常に満ち満ちた時間だった。そして、その発見は、NINIROOMで出会った人たちと対話して得られたものばかりだった。 という

          姉妹であり、親友であり、相棒である〜NINIROOMのひと vol.1〜

          「せっかくだから」のチカラ

          京都ぐらしが始まってから、高校や大学で出会った人と会う機会がたびたびあった。誰かと会う予定が決まると、わたしは毎回GoogleMapとにらめっこする。 NINIROOMのスタッフやゲストから教えてもらったおすすめスポットたち。この縮尺だと、道路の線がもはや見えないエリアもある(笑)。 この大量のピンの中から、その人と会うのにぴったりな場所を探すのである。 どこに住んでいるか、どんなものに興味があるか、相手が京都に馴染みのある人ではないなら、わたしが「相手に紹介したい京都」

          「せっかくだから」のチカラ

          その人のことが好きなのは、肩書きが好きだからじゃない

          NINIROOMに、ある大学生が泊まりにきた時のこと。 ラウンジにパソコンを持ってきて、立て続けにオンライン会議に参加したあと、疲れたそぶりを見せながら、彼は近くの席に座った。 他の席も空いてるけどここに座ったってことは、なにか話したいのかしら。 彼はぽつりぽつりと話しはじめた。京都の大学に通う1年生で、学生団体を4つ掛け持ちしているとのこと。ここ数日はいつも以上に忙しくて、自分がすべき仕事さえままならなかったそう。挙句の果てに、自分の取り組み度合いを各方面から詰められ

          その人のことが好きなのは、肩書きが好きだからじゃない

          「ホーム」はひとつじゃなくていい

          何気ない会話のなかで、新たな発見が生まれたり、心のしこりが溶けていくことは、珍しいことじゃない。今日も、そんな出来事があった。 NINIROOMは、さいきん長期滞在のゲストが増えてきている。今日も新たに、1ヶ月滞在するゲストが来た。名前をウミさんと呼ぼう。 夜、他のゲストも一緒に共有スペースでご飯を食べながら、あれこれ話を聞いた。 鳥取出身のウミさんは県内の大学に通い、カナダで留学やワーキングホリデーをしながら、計5年間過ごしていたそう。昨年帰国し、今年の1月まで鳥取の

          「ホーム」はひとつじゃなくていい

          NINIROOMでヘルパー始めました

          大学最後の春休み、あなたはどんなことをして過ごしただろうか。 わたしは、とあるゲストハウスでヘルパーをしている。 4年生の夏休み、南伊豆のゲストハウス「ローカル×ローカル」で住み込みインターンをしてから、学生生活が大きく変わった。 いろんな場所に行って、いろんな人と会って、話を聞いたり、自分も話したり。 その上で、1月後半から約1ヶ月、京都の丸太町にあるNINIROOMで、ヘルパーをしながらくらすことを決めた。 今回は、なぜNINIROOMに来たのか、スタートラインを

          NINIROOMでヘルパー始めました

          大根の面取りをしていたら、「料理が好き」の言語化が進んだはなし

          先週、ローカル×ローカルの別館リノベーションに参加するために、久しぶりに南伊豆に行った。 その日の作業が終盤に差しかかったころ。 「夕ごはんにおでん作ってほしいって、イッテツさんが言ってたよ」とダバちゃんに言われ、台所でひとり、黙々と大根を面取りしていた。 大根を切って、角をぐるっと削って。十文字に切り込みを入れながら、こんなことを考えた。 ・ ・ ・ もともと料理をすることは好きだけど、一人暮らしの部屋で自炊をする時と、ここでみんなの分のごはんを作る時は、気持ちが

          大根の面取りをしていたら、「料理が好き」の言語化が進んだはなし