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お友達とお茶してピュアな気持ちになったよっていう日記を詩的に書いてみるテスト


立冬も過ぎた午後は
陽射しが肌にまだ刺さり
汗ばむほどの

けれど風は確かに
今の季節をたずさえて

温かなカフェオレと
冷えた炭酸を並べた
このテーブルと同じバランスだった

ふんだんな経験が
良いものとは限らない
時には
知らない方が得られるものもあると

成功、
失敗、

記憶の鎖を積み上げたなら
断ち切って
それでも 
あれほどのアンバランスな季節に
戻ることはかなわない

ただまっすぐに 走っていた日 には


君が嫌いだと言った鳩の
飛びたつ音が背後に聞こえる
カフェテラスの屋根の下から

太陽が身をひそめる合図に
風もシャツのボタンを留めた


この冬が過ぎたら
私も春に解き放とうか

あれほどの無垢に 戻れなくとも

均衡の鎖を 断ち切って

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