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最近の記事

【短歌】春塵

春塵に 折節うつろふ 精力得き こはひとえに 儀のごとし

    • 【詩】人生の森

      生まれた時から迷い込んでいた このでっかい森で 私はあの時 2つに分かれた道を右の方へと進んだ どちらも先は似たように見えたけど 右の方から 小鳥のさえずりが聞こえたような気がして 根拠のない自信と覚悟を胸に また歩き出すことにした 時を同じくして このでっかい森の 別の分かれ道で 誰かが進むべき道に悩んでいたらしい 今決めろと言われたって難しいもんね でも結局その人は左の道を選んだんだってさ 左の方が歩きやすそうだったんだって 右へ進んだ私と

      • 【短歌】初春

        蟻見つけ 右へ左へ 進む様 家出て五歩で 感づく春 

        • 【長文エッセイ】否定されながら生きている

          人は毎日、誰かにちょっとした否定をされながら生きている。 例えば、朝、時間をかけて選んだ服を、友達に「なんか今日の服、上と下の色味が合ってなくない?」と言われたり、 はたまた、私が後輩に「これをもっとこうしたら良くなるんじゃない?」とアドバイスしたら、「でも、、」と返されて、言ったことが役に立たなかったり。 気付いてないだけで、ちょっとしたことから結構傷つくことまで、毎日沢山の”否定”をされながら生きている。 そりゃお互い人間同士なのだから、気持ちや考え方が違くて意見

        【短歌】春塵

        マガジン

        • 短歌
          3本
        • 4本
        • エッセイ
          2本

        記事

          【詩】忘れられない

          思い出すのではない 忘れられないのだ あの人を 2年前に出会った彼を 今この瞬間 あの人は何をしているのだろうか どんな毎日を送っているのだろうか 軽く目を閉じ 分かりもしない現在を想像する 忘れられないのではない きっと 忘れたくないのである

          【詩】忘れられない

          【エッセイ】優しくて、柔らかくて

          ずっと気になってた。 ずっと前から、家の最寄り駅の近くにある食堂が気になっていた。 スーパーの端っこについていて、フードコートのような形の小さな食堂である。 席は20個ほどあるが、私が見る限り、あそこで食べている人をほとんど見たことがない。 なんなら、辺りが薄暗くて本当に営業しているのかを疑うくらいだ。 今まではちらりと見る程度であったが、その日はちょうどいい機会だと思い、昼食をそこで済ませることにした。 スーパーの方には人がいるのだが、こちらには一人も客がいない。

          【エッセイ】優しくて、柔らかくて

          【短歌】冬霧

          冬霧が 我身を包み 視界断ち 来るか来ぬかは 音にまかせり 季語:冬霧(ふゆぎり)

          【短歌】冬霧

          文章を書くときに大事にしていること

          みなさん、いかがお過ごしでしょうか。 私は最近、『不適切にもほどがある!』というドラマが面白くて、毎週録画して観ています。 あっ、申し遅れました。私、Kariといいます! 改めてよろしくお願いします! ⭐︎⭐︎⭐︎ ということで今回は、noteをはじめてまだ3本目ということで、タイトルにもある通り、私が文章を書くときに大事にしていることについて3つほどお話しできればと思っています。 あらかじめお伝えをしておきますが、これはあくまで私なりの創作論であり、色々な考え方が

          文章を書くときに大事にしていること

          【詩】柔軟剤

          あなたはまるで柔軟剤みたいだ 知らない間にゴワゴワしていた わたしの心に そっと優しい言葉をくれたから だんだん柔らかくなって 誰かを許せるようになった あなたはまるで柔軟剤みたいだ YesともNoとも言えず ひたすら走り回されている日でも 隣で好きな香りをくれるから ゆっくり深呼吸をして 心の空気を入れ替えられる 別になくてもいい と思ってた 無味無臭の人でいい、と でも違った 気付いてないだけだった わたしというハンドタオルは 柔軟剤が

          【詩】柔軟剤

          【詩】一口目

          一口目を そっと入れる 真っ暗な空間に 色彩の品が溶け込んでいく ぶわりぶわりと広がっていく わずか一瞬のうちに 舌がときめいて 幸せが全身に巡る そうして今日もまた 今日のわたしをつくってゆく

          【詩】一口目