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子育ての悩みは十人十色!人は幸せになるのが怖いという心理

湘南に暮らす心理カウンセラー 
渡辺サヤです

55月のカウンセリングは満席となりました!
6月の予約は5/20から公式ラインにて募集開始します。

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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。

ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

『いい子だといわれる娘を見ていて感じること』
相談者:栗サブレさん

もうすぐ生後5か月を迎える娘の母です。
初めての育児に奮闘する毎日を送っています。
その中で最近心にひっかかることがあるのでお答えいただければと思います。
娘は生後間もない頃から、周りの人から「本当に手のかからないいいこだね」と
いわれます。
泣き止まない、寝ない、ミルク飲まないなど、出産前に調べたり、
子育て経験者から話を聞く中で大変さを覚悟していたのですが、
拍子抜けするくらい、よくミルクを飲みよく寝てよく笑う子で、ぐずることもありますが
基本的に機嫌もよく育てる側としても楽ですし、とても助かっています。

私や夫、たまに面倒をみてもらう両家の実家、検診などで会う地区の助産師さんや、看護師さん、ほかのママさんたちからも「ご機嫌でいいこだね~」とびっくりされます。

ここで気になっていることは、「いいこ」(いい悪いはないと思うのですが、ここでは手があまりかからないという意味で使っています)だといわれることに不安な気持ちになること。ご機嫌で素晴らしいな♬とわたしは感じていたのですが、かかわる周りの人の言葉を受けすぎているのでしょうか…あまりにもいいこだといわれるので、逆に疑う気持ちが出てきていて、
はじめは素直に本当にいいこだなって思っていたのに、その嬉しさが減ってきている感じです。そのことへの不安な気持ちが湧いて出てきます。例えば、いいこは、いつか反動で手のかかる時期がやってくるとか、、親の顔色を窺っている!?とか、、、。私自身いいこでいた時期があり、余計に気にして不安になっているのかもしれません。

あとは、ほかのママさんから嫉妬されそうで怖いという思いがあります。
ほかの人が大変な思いをしていると聞く中、比べると自分だけ楽な状況ということがあるたびに昔から感じている気がします。必死に大変なところを探そうとしてしまったりして、せっかく楽しい子育てがつまらなくなりそうでいやだなと感じています。
娘はかわいいし、子育ては今のところうまくいっている感じで生活は充実しているし、いいでしょーって思いながら生活できるといいなって考えています。

投影ってものでしょうか…??
気にしなくていいことを気にしてしまっている感じもあるのですが、カウンセラーのみなさんの見方を知れたらなと思います。


栗サブレさん
ご相談いただきましてありがとうございます。
 
実は、私は栗サブレさんと真逆でして・・・
勢いと気合で出産しましたが、女の子なのにも関わらず、めっちゃ手がかかり、本当に大変な思いをしました。
 
育児を舐めていた!って深く反省したのがちょうど娘が生後半年くらいだったと思います。
疲れ果てて、なんもする気がおきずに、美容院に行くのが面倒くさいので自分で髪まで切っていました。
 
そんな娘ももう中学生になりましたが、同じ母として私から回答させていただきますね。

>泣き止まない、寝ない、ミルク飲まないなど、出産前に調べたり、
子育て経験者から話を聞く中で大変さを覚悟していたのですが、

覚悟を決め、コミットメントしていたからこそ、「あれ?こんなものなの」って思った可能性もあると思いますけどね。

栗サブレさんって普段から、行き当たりばったりでなく、きちんと計画を立てるタイプの方なのかもしれませんし、計画を立てる際にも、必要な努力があればきちんと努力できるようなしっかり者なのなのかなあって私はご相談文から感じましたが、いかがでしょうか?

>あまりにもいいこだといわれるので、逆に疑う気持ちが出てきていて、
こんなんで終わるはずがない!

こう思われる気持ち、よくわかります。

ここはですね、栗サブレさんにある大きな気持ちから引き起こされたものなんです。

それは子供に対する大きな「愛や幸せ」です。

こんなに子供を愛していいのかな?
こんなに私幸せになっていいのかな?
 
ひょっとしたら栗サブレさんは、用意周到なところから見ても、今までの人生は結構ハードだったんじゃないんでしょうか。

だから、「こんな幸せでいいはずがない!いつか大きな壁にぶち当たるんだわ!」ってつい思ってしまうのかもしれません。
 
人は幸せになるのが怖いものです。
だって、幸せから一気に転落なんかしたら、本当に辛いですから。
 
だから幸せでいいはずがないって、自分を戒めてしまうのですよね。
勿体ないって頭ではわかっているんだけどね。
 
今回はお子さんの件でご相談でしたが、これがお子さんがいなかったとしても、例えば
 
旦那様が沢山愛してくれる
宝くじが100万円当たった
 
とかでも栗サブレさんは心配になられるのではないでしょうか・・・
 
今一番幸せを感じるところが子育てだし、生活の大部分を占めているから、今回は子育てでのご相談で悩まれているのだと思います。

また、確かに子供によって育てやすい育てにくいの差はあると思います。
しかしですね、どんなに手のかからない子供だって、やっぱりおむつを替え、お乳を与え、食べさせ、着替えさせ、病気になれば看病したり予防接種に通ったりして、やっぱり大変なんですよ。
 
栗サブレさんが、すんなり出来ちゃうスマートなお母さんなので、そんなお母さんの表情に安心した子供もやっぱり安定するっていうのはあると思いますけどね。

>娘はかわいいし、子育ては今のところうまくいっている感じで生活は充実しているし、いいでしょーって思いながら生活できるといいなって考えています。

本当にそうですよね。

私はお転婆娘の手を引き、病弱な息子を抱っこして、毎日公園に通いました。
本当にクタクタでしたが、振り返ってみると、子育ての時間は人生の宝となりました。
あんなに外で過ごすことって大人になってからなかったし、何よりも、娘との時間の中で、自分の母と自分との時間を沢山思い出しました。

 子供と過ごす時間を沢山与えてくれた夫に感謝しましたし、素敵なママ友とのつながりも出来ました。
 
ママ友って、付き合いが希薄なイメージがありますが、私にとっては大事なご縁があって出会った方達だと思っています。
 
ママ友は、お互いの子供の成長を同じ地域で見守り、応援してくれる仲間です。
そして、ママ友がいてくれたから頑張れることも沢山ありました。
 
子供たちが少しづつ手が離れ始めてからは、仕事に復帰するお母さんたちを見て、自分も沢山刺激を受けました。
 
人は焦点当ての癖というのがあり、自分が見たいものしか見ないといった習性があります。
しかし、逆を言えば、自分の思考や感情が変われば、自分の思い描いている通りの現実を見ることも出来るのだと思います。
 
同じ出来事や出会いでも、その人その人で受け取り方って違います。

子育ては長いスパンで考えれば、ずっと手がかからない子供はいないのかもしれません。
でも、子供と一緒に親である自分も成長していきますし、また、なるべく地域で助け合って育てるような感覚を持っておられると、子育てのプレッシャーが自分だけにのしかかってくることも少なくなるかもしれませんね。

今は核家族ですので、子供にとって影響力を考えると、親でいることも大変かと思いますが、地域のコミュニティーに入ってみるっていうのも非常に良いと私は思いますよ。
 
そして楽しい思い出は、辛い時期をきっと支えてくれると思います。
今を思いっきり楽しんでくださいね!応援しています!

何かありましたら公式ラインからご連絡ください♡

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