子育てメディア　Conobie［コノビー］編集長の渡辺さん（@tatsuwat）からお話をいただいて１年。やっと来月８月に小説連載がはじまります（たぶん、きっと！）。

花屋を営みながら子育てする母親とトーストを焼くのが得意な娘の物語です。

小説を書くにあたって、今まで読むだけだった小説がどんな風に創られていくのか、自分でもすごく楽しみだったんです。だから、ちゃんと過程を残したくて、そのつもりでnoteのマガジンもつくったのに、どんどん余裕がなくなって、全然記録できませんでした。もし、楽しみにしてくれた方がいらしたら、本当にごめんなさい。

１年前にお話をいただいて、秋冬に構成をつくり、春からその構成をもとに小説を書いてきました。

構成も繰り返し見直して、根本的なところからガラリと変えることも何度もあったけど、一番しんどかったのは、小説本文を書き始めたばかりの頃でした。これでいいのか悪いのかもわからなくて、手探りで書いているような感覚。自分が何を描いているかわからないまま、断片的な情報だけを頼りにデッサンしてる、みたいな。

肩の力が抜けたのが、6月くらい。つい最近です。この時に、渡辺さんとたくさん打ち合わせをして、いろいろ話をする中で、ようやく文体が見えてきたのが大きかったのかなと思います。

それまでも、主人公は「こういう性格で、こういう価値観を持っていて、こういう時にはこういう反応をして」というのをずっと考えてはきたんです。でも、それだけでは足りなくて、彼女が「どんな風に語るのか」というのがつかめないと、うまく書くことができませんでした。文体がつかめてからは、見えているものを描写する感覚で、小説を書けるようになってきた気がします。

そうは言っても、まだ最後まで書き終わっていないので、ちゃんと連載に間に合うよう、一生懸命書いていきます。

noteにも、制作過程とか、作品テーマとか、こぼれ話とか、制作の喜びとか苦しみとか、書いていけたらと思っていますので、ぜひぜひ8月スタートの小説とあわせて読んでいただければ嬉しいです。

よろしくお願いします！