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粋な人生の体現。

浅草で生まれ、物心ついた時には、子ども神輿を担いでいた。
今では年に30回くらい神輿を担ぐ。
各地の祭りに魅了されている理由とは?
「粋な」人生を自然と体現している人に出逢えた。

葛飾人。第17弾。
葛飾で過ごす人"葛飾人"に想いを聴き、noteに書き溜めていく。
一人一人の想いが混じり合い、町はできていて、
変わるところ、変わらないところが交差しながら今日も時が紡がれていく。
その日々をnoteに綴っていく。

ガレージをアレンジしたり、
ダンスで使う衣装や小物を手づくり。
祭りの服装にちょっと個性を添える小物。
依頼があれば、Tシャツのデザインも。
ものづくりで挑戦を続ける小笠原和子さんをご紹介。

お買い物とオシャレが好きな母親。
その姿を見て、自身も中学生時代から原宿に通うようになった。
「ちょっと加える」オシャレの感覚を磨き続けてきた。

オシャレな母と小さな頃から美術館に出かけた。
映画もたくさん観た。
すると次に気になってきたのは、海外だ。
「イギリスのストーンヘンジが観たい」という一心で18歳の時に、
一人、海外へ向かった。

「25か国は行ったな〜」と自身の旅行記を振り返る。
「最も印象に残っているのは、マイアミ。とにかく海が綺麗」
と語る小笠原さんはこんがり日焼けしている。
今、身体を焼いているのは、マイアミのビーチではなく、
奥戸の土手沿いにある我が家のガレージだ。
そう。いつかの夢はあるが、今は立石の町が大好きで心地いい。

「ものづくり」で本格的に動き出したのは、4年前。
勤めていたアパレル会社の日本撤退。
「今だ」と機会を捉え、ものづくりの仕事を始めた。

元々「つくる」ことが好きだった小笠原さんは、
まず自身の生き様の一部である「祭り」で使える小物を。
また夜な夜な踊り明かしたクラブで使うダンスの小物。
地域のお祭り・イベントにおけるイメージTシャツのデザインも手掛ける。

新たに事業を始めた小笠原さんの座右の銘は、
「志高く、明るく元気に、挑戦を続けたい」。
まさにそのまま生きている。

「祭りの魅力は?」と聞いた時、
「江戸時代にワープできる」という言葉が返ってきた。
みんなで声を出して、汗を流して一体になる魅力ももちろんあるが、
「文化」を感じると小笠原さんは話す。
粋な視点。祭りが生み出す空気感の裏側に見え隠れする、
「文化」=人が紡いできた歴史を感じながら小笠原さんは担いでいた。

心地のいい我が家のガレージでは、家族の絆も育まれている。
ホームジム化しているガレージで、筋トレに励む19歳の
バスケットボールプレイヤーの息子さん。
男気のあるご主人との対話。

年間30箇所もの祭りに出かけ、よく飲みにも行く!
自由に動き回っているように見える小笠原さん。
しかし、家族への想いは深い。
家族の話になると、瞬間的に柔らかい表情になり、
包み込むような優しさに溢れる。

ここでも滲む、「粋」な心意気。
さっぱりとした気立ててでものづくりに励む裏側には、
家族を温かい目で見守る、支え合う愛にあふれている。

その「粋」さに魅了され、ガレージには、息子の友人なども集まる。
小笠原さんの周りには人が集合する。
明るく元気で粋な「輪」を描きながら、
これからも生み出され続ける作品が楽しみでならない。
作品の情報は、Instagramから。アカウント名は、「shigaku0609」で検索!

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「粋」な生き方を小笠原さんに教えてもらった。
気立てのいいチャキチャキした女性。
その裏側には、見え隠れする深い思考と温かい愛情。
ふとした時に垣間見えるもう一つの表情がまさに「粋」。

その生き様をこれからも楽しみにしております。
人生の醍醐味をたくさん教えてください。

小笠原さんがご登場の「心のそなえチャンネル vol.52」配信中(8月30日13時〜)!
立石でご一緒できる日を楽しみにしていますヽ(´▽`)/

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