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隣の飛行機に友達が乗っている。

この飛行機には友達が乗っている。
彼らは羽田へ帰る。
ぼくは伊丹だ。偶然なのか、そういうもんなのか、5分違いで出発予定で、搭乗口は隣だった。

今回は3泊4日の屋久島旅行だった。
これ以上ないくらい、できることをやり尽くした旅行だったと思う。

1日目。
ぼくは伊丹から、友達は羽田から飛び、
鹿児島空港で合流。07:00発の飛行機なので相当な早起きだった。
鹿児島空港での乗り換え時間は30分程度ですぐに屋久島行きに乗り換え。

拡大すると機長が手を振ってる

友達のうちの1人には、この前まで海外に駐在?していたヤツもいて、数年ぶりの再会だった。具体的に何年かはわからない。頻繁に遊んでいた気もするが、コロナ前にどれくらい遊んだかはしっかり覚えていない。まぁ今回久しぶりに会えたからそれでいい。結構嬉しかったけど、「えらい久しぶりやなぁ!」としか言わなかった気がする。そういうもんだ。

鹿児島→屋久島の飛行機ではソイツと隣で、積もる話もあるものの飛行時間がなんせ短いのでそこそこに着陸。

早速準備をして白谷雲水峡へ。屋久島では車が必須だが、レンタカーの数がかなり少ない。友達の1人が巧く手配してくれたおかげでぼくたちは車に困らなかった。ソイツは何もかも巧くこなす。英語で言う、クレバーな人なのだろう。しらんけど。

屋久島は1ヶ月のうち35日が雨と言われるほど雨が多い。

実はぼくたちは、5年前にも屋久島を訪れていて、その時は"最強寒波"とか初めて言われた時で、10分に1回は雨や雪が降っていた。

登山時に雨に降られると なかなかに厄介で、カメラや、服や、天パへの対応が煩わしい。でも、今回は1回も、1滴も降らなかった。

でも、蒸し暑さは さすが南国一級品で、汗をダラダラ流しながら、歩いていろんな話をする。

大体ぼくたちの旅行では、初日の会話内容を繰り返し使い、会話を楽しむ。今回は、「巧くこなすヤツ」が苔を触った時に意外とパサパサしていたことについて話した時、もう1人が「湿度必要なのにィ↑?!」とその日1番の興奮を見せた。それが面白くて、それ以降は「〇〇なのにィ↑?!」が流行る。ソイツは小ボケを連発するが、自信がない時は声が小さめだ。ツッコミのぼくとしては、全て拾ってあげたいが応えられないことも多く、申し訳なく思っている。あと、少しジェネギャがある。同じ学年なのにィ↑?!

白谷雲水峡から帰ると、4時間くらいの行動なのに膝が痛いだのふくらはぎが痛いだの、それぞれ年齢を感じている。まだ20代なのにィ↑?!

宿に向かいながらドラッグストアで疲れを取るために色々サプリを買い込む。
アミノバイタルや、なんか日清オイリオのやつを買った。多分結構効いたようで、翌日の筋肉痛は想像より少なかった。

夜は星をみた。
離島は光害の影響がかなり少なく、信じられないくらいの数の星を見ることができる。ぼくは初めて天の川を見た。
あまりに星の数が多いので、だんだん星との距離感がわからなくなって、
もちろん届かないのはわかっているのに、手を伸ばしてしまった。
そんなアホな自分を遺しておきたくて写真を撮っておいた。

2日目は、もう1人の友達が合流する。
ソイツは、いつも遅れてくる。大学の卒業式も、ぼくの結婚式も、サークルでの旅行も今回も遅れてくる。もう結婚したから、婚期は遅れなくてよかったね。と伝えている。最近すごく太った。幸せ太りだ。いつもイジって楽しんでいる。16:00に迎えに行くため、縄文杉など時間のかかるアクティビティはできない。前日の疲れを癒す休息日とした。ゆっくり起きて、美味しいランチを食べて、カフェへ行って、海を見て、海を見たら洞窟に神社があるのが見えてそこへ行ったりした。ソイツを迎えに行って、海へ行ってちょっと泳いだ。あれ?休息日なのにィ↑?!意外と行動していた。

3日目はいよいよ縄文杉。
往復10時間以上かかるため、早朝に出なければならない。22:00には寝ようとしつつも、結局あまり寝れずに04:00でGO。

36500歩歩いたのでハードな登山となるにはなったが、白谷の方がしんどかった気がする。めっちゃ歩いたのにィ↑?!

ここでも結局雨は1滴も降らなかった。

登山後に行った温泉のおばちゃんとお姉さんが教えてくれた、運が良ければウミガメが見れるスポットに行ったが、見れず星見て退散。

そのあとは、他の場所でもう一度星の写真を撮って宿に戻る。

最終日。
飛行機は10:00発の飛行機だったため、意外と早起き必要。
ここで、ぼくと東京へ帰る組は、鹿児島へ。遅れてきた遅刻のヤツはここでも遅れて、一つ遅い時間の飛行機で福岡経由で帰る。
鹿児島経由のぼくたちは、”巧くこなすヤツ”おすすめのうなぎ屋に立ち寄るため、3時間の乗り継ぎ時間を取っている。
鹿児島空港で車を借りて、コンビニでチンするご飯を買い、うなぎを受け取り、車で自分たちでうな丼にして食べた。優勝。
食べたら空港に戻り、余裕があったのでサクララウンジで呑む。


これほどまでに、できることをやり切れる旅行があるだろうか。
悪天候や渋滞・混雑にほぼ影響を受けず押し通せた旅行はあるだろうか。
久しぶりに5人で集まり、リベンジ旅行ができる時代になっていたのも嬉しい。
たぶん、ライフステージはそれぞれ歩んでいく中でも、要所要所でこの5人とは
思い出を紡いでいくことになるのだろうし、そうしていきたいと思う。
またいこな!

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