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足りてないのはリアリティ? 経験が作品の鑑賞の邪魔になる

経験って厄介だよね

よくアニメの否定的な感想で、よく見られるもので、リアリティが足りないという言葉があります。正直アニメに何を求めているんだという気がします。
お話と現実の区別がつかないという言葉があるけど、リアリティがあるなしはお話の面白さに関係ないということでもあります。鬼なんて現実にいないものがたくさん出てくる『鬼滅の刃』があんなに売れて面白いという人数が多いのに、リアリティが面白さに関係するなんてことはないのでは?
リアリティがないので面白くないという意見は、自分の感じたことに対しての語彙が足りてない人の意見かもしくは少数派の意見だと推測できます。
わたしの経験から言うとわたしがリアリティが足りてないと感じる時、キャラクターの感情の流れがおかしい、そんな物言いはしないだろうという気持ちということが多いです。スポーツものだと自分がやっていたものだと違和感が大きいです。それは自分の経験と照らし合わせて、そんな人いなかったとかそういう展開なかったということが頭をよぎってしまうからです。あくまで、自分の経験でしかないものを絶対だと思うのは、その経験に対する感情が大きいからでしょう。
わたしはBLがどうしても苦手なのですが、男として生きてきた経験が邪魔するのだと思います。百合が嫌いな女性がいるそうですが、多分女としての人生経験が邪魔するのでしょう。
結論、リアリティがないので面白くないのではなく、リアリティが中途半端だからでしょう。ないなら、ない方が面白いのがリアリティ。

まとめ

リアリティがないという感想は、経験からくる感想だよねということ。
日常系やスポーツものは結構リアリティがないという気持ちになりやすいのでは?

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