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日本史29 弟たちには権力をあげなかった白河さん


天皇の後三条さんは、4年で天皇をやめちゃうんだけど、藤原さん家にちょっかい出されることなく、自分で政治をしたんだよね。
そして、後三条さんは、子どもの白河くんに、天皇を継がせたんだけど、後三条さんには、白河くんのほかに、子どもがもう2人いたから、白河くんの後は、その2人にも天皇をやらせるつもりだったんだ。

でも、白河くんが天皇になった後、後三条さんは死んじゃいます。
すると、白河くんは、後三条さんが死んだことをいいことに、後三条さんの気持ちに反して、兄弟ではなく、自分の子どもである堀河くんに、天皇を継がせます。
そして、堀河くんが天皇になると、白河くんは、上皇というポジションになります。

さらに、堀河くんが死ぬと、白河くんは、堀河くんの子、つまり白河くんの孫の鳥羽くんに、天皇をやらせます。
さらに、さらに、鳥羽くんから、鳥羽くんの子、つまり白河くんのひ孫である崇徳ちゃんに、天皇を継がせます。

こういう風に、白河くんは、天皇のポジションを、自分の子ども、孫、ひ孫に継がせることで、弟たちやその家族が天皇にならないようにします。
しかも、この間、白河くんは、上皇というポジションで、自分の子ども、孫、ひ孫の代わりに、政治をおこなっていきます。
こういう、上皇が天皇の代わりに政治をすることを「院政」っていうんだよね。

ちなみに、この「院」っていうのは、上皇の家のことをいうんだけど、上皇の家のガードマンとして使われたのが、武士なんだけど、源氏とか平氏っていわれるような武士の一族がガードマンとして使われて、「北面の武士」とかいわれたんだったよね。

しかも、上皇のなかには、お坊さんになったりする人もいて、白河くんもそうだったんだけど、こういうお坊さんになった上皇を「法皇」といいます。

(´_ゝ`)

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