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日本史28 国は脱税を見逃しまへんで。昔から。

猫舌の人いる?

あぁ、君、猫舌なんだ?

僕、全然、猫舌じゃないんだけど
猫舌の人って、ただ単に食べるのが下手なだけっていう説があるらしいよ。

ちなみに、犬は人間より猫舌らしいよ。

っていうか、自分の体温以上の食べ物を食べるのって、人間ぐらいで、人間以外の動物は、大概、猫舌らしい。


「冷やし中華食べたい」

藤原道長・頼通親子が、介入が大きかった時期の後、頼通が孫に恵まれなかったので、その後に天皇になった後三条天皇は、藤原氏とは関係なく、藤原氏に遠慮なく、自らの意思で政治を行なえるようになりました。

そこで、後三条天皇が手を付けたのは、「荘園」と「公領」です。
「荘園」というのは、貴族や寺社の土地ですね。
農民が、自分たちで頑張って土地を耕しても、国司っていう公務員にがっぽり税をとられるから、「だったら、もう自分の土地を、貴族や寺社にあげて、税をとられないようにしよう」ってことで、藤原氏をはじめとする貴族や寺社に土地が集中してたんですよね。
そして、国司が税を吸い上げる土地が、「公領」ですね。

本来、税を徴収するはずの土地を、貴族や寺社にあげることで、納税を免れるってことは、これ、いわば脱税なんですよ。
なかには、自称「荘園」っていって、実際は、貴族や寺社にあげたわけじゃないのに、「この土地は、貴族のだから、手だせないだろ」というヤツもいたんですね。

そこで、後三条天皇は、こういう脱税目的の「荘園」が、もう拡大しないようなルールをつくります。
これを、延久の荘園整理令といって、今後は、簡単に荘園を認めないように審査をして、不正な荘園を廃止・禁止していったんですね。

国の収入にかかわるんだから、もっと早くからこういうルール作っとけよって感じなんですけど、荘園を財源としていた藤原氏の力が強かったから、あまり手出しできなかったんですね。
天皇の後ろで幅きかせてたし。

いよいよ、藤原氏の時代も終わりそうな気がしてきますね。

(´_ゝ`)


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