編集者ひつじ

ダイヤモンド社で書籍編集者をしています。 27歳・Z世代|新卒→損害保険3年→書店営業…

編集者ひつじ

ダイヤモンド社で書籍編集者をしています。 27歳・Z世代|新卒→損害保険3年→書店営業→本の編集者|Ⅿ-1出るくらいお笑いがすき|いつも10冊を併読|60世帯のシェアハウスに住む|ひつじは迷ったり夢を見たりするので #ソーシャルアパートメント

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    よく書けた記事だけ抜粋してます。上から順によく書けてます。他は見なくても大丈夫です!

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100_編集者としての覚悟と、僕の本づくりについて

覚悟というのは、本来、人に発表する必要がないのはよくわかっているのですが、僕の覚悟は普通とは少し違って、人に話すと嬉しくなるタイプのヤツのようです。もし、あなたに読んでもらえたら、僕の力になります。本当に、ありがとうございます。 転職をしました。 正確に言うと、ビジネス書・人文書・実用書などをつくる書籍編集者の職はそのまま変えずに、2社目に移りました。 今このフレッシュな気持ちが残っている間に、どうしても「編集者」という仕事への気持ちをまとめておきたかったので、この連休の

    • 【研修依頼殺到!】30分の新入社員研修で書籍『ビジネス会食完全攻略マニュアル』がその場で110冊即売!担当編集者による「魂のプレゼン」の評判

      担当作を売る。 その気持ちで30分のプレゼンを作って、話をしました。魂。 そうしたら、なんとその場で3ケタ数の方が買ってくれました。 その数、110。 購入は強制ではありません。それでも、260人に30分(180人に1回、60人に1回)話を聞いてもらって、110冊買ってもらいました。 手前味噌ですが、一般的に、即売会でこんなに本は売れません。マンガ家や小説家、インフルエンサーの著者などの「ファンがいる層」ならあるかもしれませんが、今回はそうではありません。 「知らない

      • 『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』が生まれるまでの話 (3/3)「誰にでもできること」でも、誰よりもやり込めば狂気に変わる

        22歳、新宿の金融で勤めていた頃、 僕は本当に何もできない新卒でした。 社会人における会食・飲み会・食事会の大切さを、文字通り1ミリもわかっていない。それどころか正直、超軽視していました。 ・ 今回、初めて企画から校了まで編集を担当した本が発売になります。 この本は、そんな当時の僕と、同じ悩みを抱えるすべての人へ捧げる、渾身の一冊です。 ●『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』 この本のメッセージはシンプル。 そう、世の中の人に伝えるための本です。 ※読むのに2分

        • 『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』が生まれるまでの話 (2/3)「幹事は面倒さ以上に得できる」という話

          22歳、新宿の金融で勤めていた頃、 僕は本当に何もできない新卒でした。 社会人における会食・飲み会・食事会の大切さを、文字通り1ミリもわかっていない。それどころか正直、超軽視していました。 ・ 今回、初めて企画から校了まで編集を担当した本が発売になります。 この本は、そんな当時の僕と、同じ悩みを抱えるすべての人へ捧げる、渾身の一冊です。 ●『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』 この本のメッセージはシンプル。 そう、世の中の人に伝えるための本です。 ※読むのに2分

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        100_編集者としての覚悟と、僕の本づくりについて

        • 【研修依頼殺到!】30分の新入社員研修で書籍『ビジネス会食完全攻略マニュアル』がその場で110冊即売!担当編集者による「魂のプレゼン」の評判

        • 『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』が生まれるまでの話 (3/3)「誰にでもできること」でも、誰よりもやり込めば狂気に変わる

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          『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』が生まれるまでの話 (1/3)はじまりは22歳の"ある苦悩"

          22歳、新宿の金融で勤めていた頃、 僕は本当に何もできない新卒でした。 社会人における会食・飲み会・食事会の大切さを、文字通り1ミリもわかっていない。それどころか正直、超軽視していました。 ・ 今回、初めて企画から校了まで編集を担当した本が発売になります。 この本は、そんな当時の僕と、同じ悩みを抱えるすべての人へ捧げる、渾身の一冊です。 ●『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』 この本のメッセージはシンプル。 そう、世の中の人に伝えるための本です。 ※記事を読むの

          『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』が生まれるまでの話 (1/3)はじまりは22歳の"ある苦悩"

          107 年末年始。計10の本•映画が最高だった話

          年末年始といえばいつも、ご飯をたべて、寝て、お笑いを見てすごしていたらあっという間に仕事が始まっているのが常なのですが、今回はちょっと頑張ろうと思って、こんな目標を立てていました。 そしてなんと今回、それを達成したので、 まとめをしました(拍手)。 (サムネは友人と麻雀打ってたら「北(ペイ)が立った!」ときの写真です。あぁ年末年始) この記事に作品のネタバレはありません。ご安心ください。 ただし、不可避な情報は載っちゃってます。 あと僕の感想が含まれるので、そこから類推す

          107 年末年始。計10の本•映画が最高だった話

          105人に言えない自分の弱さを、心の中から消す方法 - コンプレックスとどのように向き合えばよいか -

          ひとりになりたいときがある反面、 どうしても誰かといたいときがたくさんある。 一人はいいけど、独りは嫌だ。 そういう自分のわがままさと、 どう付き合っていけばいいのだろう。 27年間生きてきて、 一度も勝ったことのない敵がいた。 それが、「孤独」だ。 どんなに楽しくても、 人と笑い合っていても、 どんなに恵まれていても、 僕はこの気持ちから逃れられたことがなかった。 僕の生きてきた歴史は、 誰にも見せない、心の中の「孤独」との争いだ。 ずっと戦って、傷ついて、負け

          105人に言えない自分の弱さを、心の中から消す方法 - コンプレックスとどのように向き合えばよいか -

          106【良い質問とは?】編集者が語る・自分が得するための最高の質問のつくり方

          世の中には、「すごい人」がいる。 先駆者、大先輩、大家。 偉い人。大師匠。 生ける伝説。レジェンド。 有無を言わせない、圧倒的な実績。 講演をすれば人がたくさん入るような、 超がつくほど人気の、実績のある人が、 世の中にはいる。 ある時たまたま、何かのめぐり合わせで、 「その人に会って」「話を聞ける」機会が 訪れることがある。 手垢のついた言い方なのであまりこういう言い方はしたくないが、 事実としてその日は、 あなたの人生が変わるかもしれない、重要な日になる。 その

          106【良い質問とは?】編集者が語る・自分が得するための最高の質問のつくり方

          104尊敬する母から教えてもらったこと①【お金の使い方】自動販売機

          という質問がある。 超シンプルだ。 よく誰かと話していそうで、 意外と、このテーマで人と話すことは少ない。 あなたは、どのように答えるだろう。 小学校の先生。 中学校の顧問。 高校の部活の先輩。 大学の教授。 会社の上司や先輩。 祖父、祖母、父、母。 親友。 芸能人。著名人。 起業家。 サッカー選手、野球選手、その他のアスリート。 マンガの主人公や、小説の登場人物…… きっと人によって、さまざまな答えがあるはずだ。 でも、自分の尊敬する人を明かすのは、 ちょっと躊躇

          104尊敬する母から教えてもらったこと①【お金の使い方】自動販売機

          103「一生忘れない思い出」をこれから経験するためのたった1つのヒント

          夏休みの日記には、こう書かれている。 2002年8月3日。 タイトルは「ふじ山にのぼった」。 夏休みの宿題として6歳の僕が提出した絵日記を見た先生やクラスメイトは、僕をそれ相応にちやほやしてくれた。 クラスメイトに 「富士山に登ったんだよ!」 と自慢ができたことは、素直に嬉しかった。 カブトムシをたくさん取った、海に行った、プールで皆勤賞をもらった、そういったエピソードとは、明らかに異質な体験。 夏休み明けの話のタネにしては、合格点どころか、花丸満点だろう。よくがんば

          103「一生忘れない思い出」をこれから経験するためのたった1つのヒント

          101実力主義の社会を生き抜くために忘れてはいけない、実力よりも大切なこと

          「世の中は理不尽だ」 「スキルは裏切らない」 「手に職をつけないと」 日々熱心に勉強に励んでいて、周りにも「あいつは努力家だよね」と評されているのに、なかなかチャンスに恵まれないという人は意外に多い。 そして努力がなかなか実らないとなると、 「チャンスに恵まれないのは、自分に実力が足りないからだ」 と考え、一層激しく実力磨きに力を入れているような人も、たくさんいるように思える。 事実として、世の中は実力主義だ。実力がないものは簡単に淘汰され、勝ち残れない。仮に合理的といえ

          101実力主義の社会を生き抜くために忘れてはいけない、実力よりも大切なこと

          086明らかに「環境で損」してても口に出さず耐えている、ガマン強いあなたに伝えたい

          「環境に文句を言ってはいけない」は常識?この"美しい"フレーズを、誰しも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。 もちろん、"美しい"のはレトリックのみで、 その言葉の裏側には、 「環境に文句を言うやつは大成しない」 「何かのせいにするやつはロクでもない」 という、いわゆる”オトナ社会人”のありがたいお説教がある。 何ごとに対しても自分の責任を自覚せよ。 自責思考。文句言わない。 うん、確かに大事ではある。 でも、僕は断言したい。この言葉はウソである。 使いやすくて

          086明らかに「環境で損」してても口に出さず耐えている、ガマン強いあなたに伝えたい

          085「努力は必ず報われる」と言い切るには、この世は運に影響されすぎている。

          「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのなら、それはまだ努力とは呼べない」 野球界の伝説、王貞治が残したこの言葉は、今でも議論を巻き起こす。 成功者の論理だと切り捨てることもできる。一般的に成功者が弱者の論理を否定しがちなのは、世に知れたところである。 一方、「はたして自分は、本当に努力したのか?」と自問し直せる名言だとの意見もあれば、他方では「成功につながらない努力は努力ではない」という意味合いもある。 王貞治はそんな高い矜持があったからこそ、実績を上げ、歴史

          085「努力は必ず報われる」と言い切るには、この世は運に影響されすぎている。

          084「誘惑に負ける幸せ」

          「もうちょっとだけ」 人は誘惑とせめぎ合う。食欲、睡眠欲、下心、見栄、怠惰……。 程度の差はあれ、目の前の欲求と自分の意志を、毎日のように戦わせている。 欲求に抗う。誘惑に負ける。 自分の欲求や誘惑は、基本的には悪いモノとして捉えられがちだ。欲求には「抗うべき」、誘惑に「負けないべき」とされているのには、いくつか理由があるだろう。 ひとつは、自分が誘惑に負けると、コミュニティに迷惑をかけるため。 コミュニティに属する人間は、他者との調整を余儀なくされる。 全体のために個

          084「誘惑に負ける幸せ」

          083【221年のうち1秒間】縁というもの

           齢72にして美しい、気品のある女性と仕事をしたことがある。  未熟な若者の話にも真摯に耳を傾けてくれる彼女は、50歳も下の僕の業務を気遣ってくれた。別れ際にはいつも「無理しないでいいのよ」と言葉を添えて、銀色のつややかな髪でエレベーターの見送りをしてくれる人だった。  転職前、そんな彼女に最後のあいさつに行った。思い切って「生きていくうえで大切にしていること」を聞いたところ、彼女はすっと息を吸って一拍置いた後、「人とのご縁よ」と教えてくれた。言葉自体はありふれているかも

          083【221年のうち1秒間】縁というもの

          082皮肉もそこまで悪くない

          空回りしてかえって目的と違う結果を招いてしまうことを「皮肉」と言う。 どこにでもいるマジメな中学生だった僕は、 とにかくモテたくて背伸びばかりしていた。 授業が退屈なときはこっそり意中の女子の顔色をうかがっていたし、 夏の球技大会では女子の応援を集めたくて、やたら目立つプレーを意識していた。 定番の「授業で寝たふり」も何回かトライした。 忘れられないのは中1の冬。女子へのアピールに一生懸命な僕に、 「寝たふりはやめなさい」なんてデリカシーのかけらもない注意を飛ばした教師

          082皮肉もそこまで悪くない