「理想のヒモ生活 15巻」感想・ネタバレ
どんな本?
「理想のヒモ生活」とは、渡辺恒彦 氏によるライトノベル。
この作品は、ブラック企業に勤める山井善治郎が異世界に召喚され、カープァ王国の女王であるアウラに求婚されるところから始まる。
アウラは、王家の血統を残すための子作り以外何もする必要のない、自堕落な生活をしてくれる婿であった善治郎を求めていた。
善治郎は、アウラの求婚を受け入れ、異世界での女王の配偶者・王配としての理想のヒモ生活が始まる。
読んだ本のタイトル
理想のヒモ生活 15
著者:渡辺 恒彦 氏
イラスト:文倉 十 氏
あらすじ・内容
感想
女王アウラと側室のフレアの関係はかなり良好な模様。素でお互いに話が出来ている。
そんな2人の夫のゼンジロウは、、
ウトガルズ
フレアの双子の弟、ユングヴィと共に高度な魔法技術を持っている秘密に包まれた国、ウトガルズへと招待される。
空飛ぶトナカイが引く箱ソリに乗ってウトガルズへと向かうゼンジロウ。
空に飛んでいる事に愕然とするユングヴィに対してゼンジロウは、現代で飛行機に乗っていたので空の旅には慣れていた。
それを不審に思うユングヴィ、、
まさか、自身が別の世界から来たと言えないのではぐらかそうとするが、、
迂闊な事を言って墓穴を掘りまくるゼンジロウ。
そんな義理の兄弟の戯れをしながらも、無事にウトガルズへと到着。
ウトガルズの代表の巨漢、ロックと対談。
ロックの要望は異世界に行く方法を探して欲しいと言う。
巨人の国ウートガルザへと行きたいらしく、ウートガルザと交易して、永年研鑽した魔法技術を巨人達に売り込みたいらしい。
そういう要望を聞いて、ゼンジロウは返事をアウラと協議した後に返すと言って終わろうとしたのだが、、
ウトガルズのガラス加工の技術が高いため、双王国に取引されないために、ゼンジロウは独断でウトガルズとの独占交渉を決めてしまう。
後々にこの件でアウラと話し合うのだが、、
ウトガルズも気が長いので話は受ける方向で向かう。
ロックとの会見を終えて、ゼンジロウはユングヴィと共にカープァ王国へ戻り。
ユングヴィの側室候補のお見合いパーティーを開催して、マルケス伯爵の姪のミレーラが側室として内定する。
ちなみに、ユングヴィの正室は誰か決まっていない状態。
ただ、南大陸から嫁いで来る他大陸の側室を差別しない者を正室にしないといけない。
ヤン司祭
北方大陸では、長く教義を批判して、独自の"竜の教え"を説いていたヤン司祭が火刑に処されて死亡してしまった。
土葬が当たり前の宗教の司祭を火刑に処した。
魂の尊厳を踏み躙る最も惨たらしい刑。
ヤン司祭を助けようと動いていた傭兵のヤンだったが、、
間に合わずに悔しさと、ヤン司祭を火刑にした恨みで自棄になりそうになっていた時。
ゼンジロウから依頼された傭兵から傭兵ヤンに秘密裏に接触があり。
火刑に処されて灰になってしまったヤン司祭の遺骸を綺麗に治して、土葬出来るようにしてやると連絡。
傭兵ヤンは、ヤン司祭の亡骸の骨と灰を教会から回収。
それをアウラが、時間遡行を使用して処刑される前まで遡らせたら、、
ヤン司祭は蘇生した。
奇跡が起きて生き返ったヤン司祭。
その後、ヤン司祭は自身を火刑に処した教会を批判。
火刑されたヤン司祭が、教会に火刑にされたと批判。
コレが北方大陸で戦乱の火種となった。
だがコレは、、
アウラとゼンジロウの謀略の一環だった。
北方から大陸間航行が出来るようになった北方大陸。
"白の帝国"の系譜を絶対に許容しない教会を国教にしている連中が白の帝国の子孫の双王国が見つかったら確実に戦争になる。
このままでは南大陸は侵略され、抵抗が出来ない状態。
時間を稼いで、カープァ王国も大陸間航行が出来る船を生産出来るようにする。
そのためにも時間が必要。
その時間稼ぎの一環に、教会に殺された、魔力を一切持たないヤン司祭を時間遡行の魔法で蘇生させ。
北方大陸中で足を引っ張り合いをしてもらい、少しでも遅く南方大陸に進出させるために、、
アウラとゼンジロウは、ヤン司祭を利用した。
ヤン司祭がとあるビックな宗教の象徴の人と似ているようなきがする。。
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