記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~7」感想・ネタバレ

どんな本?

俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ は、鍋敷 氏が小説家になろうで連載しているライトノベルです。
アース・スターノベルから単行本が発売されており、現在第7巻まで出ている。
また、KRSG氏がコミカライズを担当しており、コミック アース・スターで連載中。

この物語は、才能なしの少年と呼ばれて職業養成所を去った男・ノールが、ひたすら防御技【パリイ】の修行に明け暮れた結果、世界最強クラスの力を手にしているのに、一切気がつかないまま強敵を打ち倒していく英雄ファンタジー。

ノールは、魔物に襲われた王女を助けたことから、王国の危機に巻き込まれていく。

しかし、彼は自分の能力に全く自覚がなく、常に謙虚で真面目に振る舞う。
そのギャップが面白く、読者の共感を呼んでいるらしい。

この作品は、TVアニメ化も決定している。

読んだ本のタイトル

俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ 
著者:鍋敷 氏
イラスト:カワグチ  氏

あらすじ・内容

サレンツァ家の長男・ラシードの誘いで、「時忘れの都」を訪れたノール一行。
そこで砂漠の村の徴税権をめぐって『裁定遊戯』に参加することに。
しかしそれは巨額の金が動く地獄の賭けだった…

俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~ 7

感想

商業自治区編.2

神獣による土壌改良が進行中。砂漠の民の集落にノール、イネス、リーンは水を生み出す魔道具を設置し、広大な水路と畑を開拓した。

この環境改善の努力が実を結び始めたところ、サレンツア家の長男ラシードが徴税を目的に現れる。ラシードは税金として農作物の9割を要求し、水の管理権も求めた。権力者が何もせずに利益だけを搾取しようとする姿勢に、砂漠の民とリーンたちは反発した。ラシードは「守っていたから税金を払うのは当然」と主張する。

リーンが反論する中、ラシードがリーンの兄と同級生だったことが判明。解決策として「裁定遊戯」での決着を提案する。賭博はノールとクロンの「三賽子」から始まる。
一方がサイコロを振り、もう一方が出目に賭けるルール。ノールはサイコロの音を聞き分けて目を予測するが、当初は誤解があり引き分けが続く。しかし、最終的にはノールが正確に出目を当て、勝利を収める。
クロンがサイコロの目を公開していたら、4、4、4のゾロ目で配当は1000倍、合計2兆の損害が生じるところだった。
この勝利により、ノールの非凡さが際立つ。

第二試合の「消失男」では、リーン、シレーヌ、ロロが参加。
相手はラシード、メリッサ、クロン。
数合わせ」ゲームで、プレイヤーは自分のターンに山札からカードを引き、2枚以上数字が一致するカードがあれば「ロスト」と宣言して捨てる。最初に手札を使い切ったプレイヤーが勝者となる。このゲームにはポーカーの要素があり、「ロスト」と宣言して捨てたカードが実際には揃っていなくても、それが嘘でない限り有効となる。
このゲームでもリーンたちが優位に立ち勝利する。
しかし、ラシード側は資金がマイナスになったので、現金を注入してゲームを続行させて第三試合へと移行。

第三試合目、「死の九賽」
プレイヤーはノールとシャウザ。
これは「三賽子」と似ているが、プレイヤーは交互に9つのサイコロを振り、相手はその出目を当てる。
振り直しは許されず、当てた目の数の差によって配当が決まる。
1つの差で10倍、2つの差で100倍、3つの差で1000倍と、差が大きくなるほど配当率が上がルール。
特に珍しいケースでは、片方が9つ全てを当て、もう一方が0だと配当は10億倍になる。

勝敗はノールが勝利し。
以下の通りとなる。

時忘れの都(ラシード):《負債9兆9827億7903万》 クレイス王国(ノール):《10兆、34億2097万》

清算協議では、主要な交渉はラシードとリーンが主導する。
交渉する部屋は高価な調度品で飾られていたが、ノールとシャウザがゲーム中に暴れ過ぎで彼方此方にヒビが入っている状況。

ノールが勝ち取った莫大な金額(約10兆ガルド)の使い道について議論される。
ラシードは『時忘れの都』の所有権と経営権の譲渡を提案し、これには従業員の命令権も含まれていた。
ノールは当初迷うが、最終的に施設の所有権を受け入れる。

これにより、彼は施設内で農業活動や食料の貯蔵を行うことができるようになる。

残りの資産チップに関しては、ラシードが手形での支払いを提案する。これは実質的な紙幣であり、使用には手続きが必要となる。
さらに、ラシードは交易許可証を提供し、ノールは国内で自由に取引が可能となる。

結論として、ノールは「獣人の村への免税百年」、『時忘れの都』の所有権、かなりの現金、資産チップの手形、そして交易許可証を手に入れる。

この交渉はノールにとって非常に有利な結果となり、ラシードもこの結果を楽しんでいるようだった。

「あれ?パリイを使っていない、、」

最後までお読み頂きありがとうございます。
スキ、フォローして頂けたら嬉しいです。


Twitter
ホームページ

#ラノベ
#ラノベ感想
#読書レビュー
#わたしの本棚
#ネタバレ
#読書の秋
#読書の秋2023
#俺は全てを 【パリイ】する
#鍋敷
#カワグチ

この記事が参加している募集

わたしの本棚

よろしければサポートをお願い致します。 サポートして頂いたお金は本の購入に使わせて頂きます。 サポートして頂けると「お前はこの世に居て良いんだよ」と勝手に解釈してメチャクチャテンションが上がります。