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小説「治癒魔法の間違った使い方 Returns 1」感想・ネタバレ

どんな本?

治癒魔法の間違った使い方 Returns』は、くろかた 氏、KeG氏のイラストの日本のライトノベル。
この作品は、『治癒魔法の間違った使い方』の続編で、2023年12月25日に発売された。

物語は、かつて勇者召喚に巻き込まれて異世界へ召喚されたウサトが主人公。
ウサトは、魔王との和解の後、現代へと戻った。
しかし、異世界との交流は完全に断たれたわけではなく、魔具を通じて自由に行き来できる状態となっていた。

ある日、ウサト、スズネ、カズキの三人にリングル王国から招集がかかる。
魔王が統べる魔王領に存在する遺跡で問題が発生し、その調査のために先代勇者と関わりのあるウサトたちの力を借りたいという。

ウサトは、かつて苦楽を共にした仲間たちと遺跡に向かい、そこで謎の声を聞く。
「――待ってたよ、ウサト」。
閉ざされた扉の先で、ウサトは予想もしなかった人物と出会うのだった。

この作品は、バトルコメディの金字塔とも評され、待望の続編がスタートした。

読んだ本のタイトル

治癒魔法の間違った使い方 Returns 1巻
著者:くろかた 氏
イラスト:KeG  氏

あらすじ・内容

常識破りの回復要員、再び異世界へ!

かつて勇者召喚に巻き込まれて異世界へ召喚されたウサトは、魔王との和解の後、現代へと戻った。
だが、異世界との交流は完全に断たれたわけではなく、魔具を通じて自由に行き来できる状態となっていた。
そんなある日、ウサト、スズネ、カズキの三人にリングル王国から招集がかかる。
魔王が統べる魔王領に存在する遺跡で問題が発生し、その調査のために先代勇者と関わりのあるウサトたちの力を借りたいというのだ。
かつて苦楽を共にした仲間たちと遺跡に向かったウサトは、そこで謎の声を聞く。
「――待ってたよ、ウサト」
閉ざされた扉の先で、ウサトは予想もしなかった人物と出会うのだった。
バトルコメディの金字塔、ついに待望の続編スタート!

治癒魔法の間違った使い方 Returns 1

感想

魔王を倒し和解して。
魔王協力の下に現代に帰還、ついでに異世界にも行けるようになった。

アレから1年。

ウサト、カズキは受験生に。
ひと足先に大学生になったスズネは、カズキと共にウサトに勉強を教えていた。

身体が鈍ったらローズに折檻込みのトレーニングが待っている。
でも、ウサト自身も鈍った自身の肉体が許せない。

そんなある時、異世界からウサトに魔王から呼び出しがあり魔王領に存在する遺跡で異常が発生しているので調査してほしいと要望が来た。
それに応じて、久しぶりに異世界に訪れたウサトだったが、、

現代で受験勉強を優先しているため身体が鈍っていた。

それを解消したいが、アマコ、ネア、フェルム、ブルリンと共に魔王領へと赴いて遺跡調査に入ったウサト達だったが、そこにアマコの御先祖様カンナギの霊体が現れて。
ウサトとウサトの中にいたフェルム、ウサトの肩にいたネアを誘拐。
カンナギは籠手になった元勇者の刀からウサトの冒険を見ていたと言う。

その後、カンナギの身体にまでウサトを連れて行き、ウサトを試すと言って別時空の、、
カズキ、スズネが魔族軍に殺され復讐に燃えている時空のウサトをけしかけて来た。
ウサトvsウサト。

勝負の結果は、ローズの教えを守っているこの時空のウサトが勝利したのだが、、
負けた復讐に燃えるウサトが後々に響いて来る。

そしてウサトに前の勇者の力を受け継いで欲しいと言う。
ウサトが力を受け継いだら、彼の治癒魔法が無くなってしまう。
それを説明せず、カンナギはウサトに力を受け継がそうと刀の片割れをウサトに渡し籠手が変形して強引にウサトに力を渡そうとしたら、、

危機感を感じたウサトは、肩の関節を外して籠手から離脱。

強引に力を渡そうとしたカンナギを批判すると、彼女は情緒不安定にウサトに謝る。

一方、ウサトを見失ったカズキ、スズネ、アマコ達の前にもカンナギが現れ。
彼女が本物のカンナギだった。
ウサトを誘拐したのはカンナギの胸に刺さった元勇者の刀が人格を得た物だった。

その刀を追いかけてウサトのいる場へ向かう。

そして、カンナギの身体に連れて来られたウサトは封印されていたカンナギの身体の封印を解除。
身体には刀の人格が入っており。
ウサトに勇者の力を継いで魔族を滅ぼせと言って来る。
もう、魔王と和解しており魔族とは争う必要のないウサトは力の継承を拒否。
それに逆上した刀のカンナギは、ウサトに襲い掛かる。

ウサトは体内にいるフェルムとネアと力を合わせて刀のカンナギの予知以上の動きをして追い立てるが、、
さすがは元勇者の仲間、アマコの御先祖。
身体能力が高く先読みも出来てウサトの先読み潰しも回避してしまう。

危機かと思ったらカズキ達が参戦して、ウサトの中にいるネアが離脱して、変わりにアマコがウサトの体内に入り、さらにフェルムに信用されていたスズネまで入って来た。

先読みが出来、雷を纏ったウサトは刀のカンナギを追い詰めるが、魔族を殲滅すると妄執に取り憑かれているカンナギは引かない。
あまりにも押し付けて来る刀のカンナギにキレたウサトが"そっちが我を押し付けるなら、此方も何がなんでも救ける"と言ったら。

スズネの剣がウサトの籠手に融合して殴りやすい籠手の形状に変形。

パワーアップしたウサトは刀のカンナギをノックアウトしたのだが、、

そこに、魔族に恨みを持っている別時空のウサトがカンナギを回収して去って行ってしまう。

此方の時空では生きているスズネとカズキに挨拶もせず、、

逃げた別時空のウサトの内心を完全に見抜いているスズネとカズキ、本人以上にウサトを理解しているアマコ、ネアも見抜いていた。

争いを望まないのに、争いの種を蒔くカンナギ。
そして、此方側に協力しているカンナギ本人の精神体はウサトの籠手に取り憑いて外の世界へ出る。

この後、逃げた別時空のウサトとカンナギの身体に取り憑いている元勇者の刀の精神体は、、
ウサトにボコられるんだろうな、、、

いや、別時空のウサトはローズに折檻かな?

次の巻が楽しみ。

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