「盾の勇者のおしながき 1」感想・ネタバレ
どんな本？
この本に出合ったのは、前から読んでいた「盾の勇者の成り上がり」という作品の公式スピンオフとして知ったからです。盾の勇者の成り上がりは、とても面白く、キャラクターや世界観が大好きでした。そんな中、今度は料理をテーマにしたグルメスピンオフが出たと知り、興味を持ちました。料理やグルメがテーマの物語は、いつも癒やされるので、この本もそうだろうと思い、読んでみることにしました。
「盾の勇者のおしながき 1」は、異世界での日常生活や冒険を中心とした「盾の勇者の成り上がり」の公式グルメスピンオフです。
この本では、尚文が作る様々な料理が紹介されています。
物語の中で、ラフタリアが小さいころに食べたウサピルの直火焼き、ハチミツ入りスープ、フィーロがウサピルを大量に狩るBBQ、そして赤い実のパイやガゴッコのプリンなど、多くの料理が出てきます。
そして、最後の描き下ろしエピソードでは、リュート村での美食騒動が繰り広げられます。
毒を持つフロッグサラマンダーを使った料理をリュート村の食堂の店主に求める美食家の登場に、村が大騒ぎとなります。
読んだ本のタイトル
#盾の勇者のおしながき 1
著者:#赤野天道 氏
原作:#アネコユサギ 氏
キャラクター原案:#弥南せいら 氏
あらすじ・内容
「盾の勇者」公式グルメスピンオフ!!
ウサピルの直火焼き、ラフタリアが作ったサンドイッチ、武器屋のオヤジさんとのバーベキュー、フィーロが大好きなスイーツなどなど…。
尚文が腕を振るう絶品料理が盛りだくさん！
「盾の勇者」公式グルメスピンオフ!!
感想
『盾の勇者のおしながき 1』は、人気作品「盾の勇者の成り上がり」の公式グルメスピンオフとして描かれています。
主人公、尚文が異世界で作る絶品料理とその背後のエピソードが魅力的に綴られている作品です。
あらすじとしては、原作1、2巻をベースに、尚文やラフタリア、フィーロが料理を通じて絆を深めるエピソードがいくつか紹介されています。
初めに、小さなラフタリアが食べたウサピルの直火焼きは、尚文がストレスから味を感じることができない状態で挑戦した料理です。
続いて、ラフタリアのために尚文が作ったハチミツ入りのスープ、王城でのパーティーの残り物を使ってラフタリアが尚文のために作ったサンドイッチなど、心温まるエピソードが続きます。
フィーロが鍛冶屋の親父の夕食を食べ尽くしてしまい、尚文が代わりにBBQを振る舞うエピソードでは、食べ尽くした後のフィーロが大量のウサピルを狩る様子が描かれます。
また、大量に収穫した赤い実を使って、尚文とラフタリアがパイを作るエピソードや、温泉街でのガゴッコのプリンのエピソードなど、異世界の食材を使ったユニークな料理が多く登場します。
最後のエピソードは、リュート村での美食騒動です。
美食家がリュート村の食堂に来て、毒を持つフロッグサラマンダーを使った料理を要求。
この出来事をきっかけに、尚文たちの料理スキルや絆がさらに深まることとなります。
この本で特に気に入ったシーンは、尚文がラフタリアのためにハチミツ入りスープを作るところです。
それは、ラフタリアに感謝の気持ちを表現するための一手間を惜しまない尚文の姿勢が、とても好きです。
逆に、リュート村の美食家が上半身裸でポージングするシーンは、少し驚きましたが、グルメ漫画らしいユーモアだなとも感じました。
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