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家出計画 その4

いつもなら、その場をなんとか静めるために私が折れ
母に謝り、何週間かしのげばまた通常の日常になる。
でも今回は嘘でもしたくなかった。
それを察知した母はいつもなら絶対にしないのに
「言い過ぎたわ」と謝ってきました。

でもね。それは「言い過ぎた」からではなくて
【金ヅル】が居なくなることに危機感を持ったからでしょ?
それが見え見えだったので私は謝ることもせず
その場を静めることもせず
母と口も聞きたくなくて、ご機嫌も取りたくなくて
上部だけの謝罪を聞き入れませんでした。

そこから数週間。
私が帰宅すると母は自分の部屋へこもり会うことはほとんどなかった。
同じ家に住んでいるのに会話はおろか顔も見なかった。
いつもなら、ご機嫌取るためにあれやこれやと買ってきて
優しく振舞う私がいない。
母はその間、危機感しかなかったと思う。

ですが、私がキレたその日。
母が部屋に行った後に息子に「この家を出よう」と言ってあるのです。

息子は「言い出すの遅いよ。もう十分頑張ったから(家庭内を平和にするべく活動)お母さんには自由になってもらいたい」
そう言ってくれたのです。

どんな家でもいい。
休日を休日らしく過ごせる環境。
疲れた~と言える家。
今日は夕飯適当でよい?と言える家。
息子と、犬と私で穏やかに過ごせる環境。

もうすぐ45歳。
45歳になるくせに、仕事以外では門限は18時。
友達と呑みに行くこともNG
ランチも何か月に1度ならまぁまぁ許す範囲
息子とどこかへ出かけても必ず母の夕飯を準備してないとキレる。

残業続きで遅くなると愚痴る。くせに、早く帰ると怒る。
定時で終わっても、帰宅したくなくて車の中で時間を潰したりしてる日々。

私はなにしてるんだろう・・・って虚しさに襲われることが多かった。
それでも、自分が弱いから。母に結局はコントロールされて生きてきた。
息子が背中を押してくれなかったら今回も「やっぱり家を出るのは無理かも」なんて無いことにしてたかもしれない。

でも今回は違う。
私は私の人生を生きたい。
息子と、「はぁ~。やっぱりうちが一番!」ってセリフを言って
家=安らぎの場所 にしたい。

されど。先立つものがない。
そう、お金。
ギリギリ生活でしたので今すぐには家出を実行できない。

資金繰りに頭を悩まします・・・

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