出戻りから早17年。
なんとか家庭内を平和で穏やかにするべく
母のご機嫌を伺いながら息子をなだめ、しずかーに暮らしていたのですが・・・。
普段から、口うるさい母は、めちゃめちゃきれい好き。
私なんて、四角いところをまーるく掃除するタイプ（笑）
だから、私の掃除方法は大嫌いらしい。そりゃーそうだ。
常に手の届くところにガムテープとコロコロがあり、髪の毛一本でも見つけようならすごい剣幕で怒鳴り散らしてくるという
厄介なきれい好きなのです。

そんな母と、私に似て「ほこりで人は死なない」と言う息子の衝突がコロナで自粛中に毎日のように勃発。
そのたびに仕事中の私にラインが飛んできて息子のことを一方的に悪く言う内容の嵐。あげくに「あんたの育て方が立派だからあんな子供になったんだ」と締めくくる。

部屋を掃除しない（息子はやってるらしい）→勉強もしない（出された課題は最初に終わらせるタイプ）→昼夜逆転生活（まぁ、そうなるかな）→ひきこもり（いや、自粛中で出歩けないし？）
とにかく、何をやるにしても気に入らなくなり、その原因はすべて私の育て方だと・・・。

いつもは完全無視らしいのだがあまりにうるさく言われたので
「うぜー、だまれ、消えろ」
思わず本音が出たそうだ。
まぁね、そうなるわね・・・。

「何その口の利き方は？！誰のおかげで大きくなれたと思ってるの？！」
と母。
「は？お母さんでしょ」と息子がすぐに返答
ありがとう。親としては嬉しいけれども（笑）
模範解答ではないです（汗）

普段から育児にはノータッチだったわりに自分が率先してやってきたと思い込んでいる母は、その言葉を受けてキレます。
そして小さい頃から「してやった」という案件を怒鳴りながら話始めるわけです。毎度、おなじみな光景が広がります。
泣き出し、ヒステリックに叫び、最後には
「もう、私は死にたいよ」
と言います。
かれこれ17年、一年の内に５回は繰り返す我が家ではお約束な行事？みたいな。なだめて、謝って（私悪くないのに）翌日から一週間くらい母の好きなものを買ってきてご機嫌を取り・・・の繰り返し。

ただ、今回は私がキレたのです。
あまりに息子のことを悪く言う母が許せなかったのです。
さらには兄の子供と比べ、「あんたでなく〇〇ちゃんが内孫なら良かったのに！」と。「あんたはほんと可愛くない！」
昔々、私が言われて傷ついた一言を息子に吐き捨てるように言ったのです。

それは許せません。
さらに
「あんたたちと一緒に暮らしていると息が詰まる。気を使ってすごく疲れる。一人で暮らしたい」
そう言われたのでキレている私は
「じゃ、家出ていけば？」と口にしちゃいました。

そしたら母はなんと
「じゃ、金くれよ！」と。

これには息子も私もびっくり！
母子家庭です。しかも年金は一切家に入れてくれない母。
生活費すべてを私が出してきています。
高校になった息子にもお金はかかるしギリギリです。
副業してやっと人並みの生活を維持している
そんな私に金を要求とは・・・。

「じゃ、私たちが家を出るよ」
もう、この母親とどうにか仲良く暮らそうとか、機嫌を取らなくちゃとか
そういう考えがプツーンと切れて
すごい低い声で、すごい冷静に（のちに息子が解説してくれました）
「私たちがこの家を出れば貴方は自由だね」
って繰り返すように言ったのです。

続きます・・・