短期集中連載「タイトル未定は人生。」Vol.21『栞』〜いつか、思い出して泣き出してしまうような 君を型取った本当の恋をする〜
短期集中コラム第21回です。
よろしくお願いします。
そして今回でコラムはひとまず最終回。
タイトル未定『栞』
作詞作曲は山崎あおいさん。
とても好きな歌ですね。タイトル未定は全部好きなんだけれども。
麗しい。
そんな表現をしたくなるようなイントロから始まります。
待ち遠しかった春の近づく兆し。
けれど、それは同時に切なさも連れてくる。
あえてはっきりさせないでおく。
そういうことってあると思います。
白黒をつけることで何かを終わらせてしまう、怖さっていうか。ぜんぶ今のままでいられたらいい。
それでも。
「いつか、雲を割いて羽ばたいたその先で」
そこには離れてしまった“僕ら”がいる。
あんなに好きだった空が冷たく見えてしまうくらいに。
「好きだって言い合ったあの日からちょっとだけ未来が嫌いだよ」
このフレーズですべてを想像させるのすごい。
同じリズムを刻んでいた君と僕。
だんだんとすれ違い、お互いの知らないことも増えていく。でもそれはそれぞれの進むべき道へ向かう中での必然で。
でも叶うなら、いつかまたその道が交わってほしい。
そう願いながら歩いて行く。
今という儚い一瞬もやがて思い出に変わっていく。それが人生というもの。
『栞』を聴いた僕。
こんな恥ずかしいツイートをしていたのか。
でもそんな自分の感受性は信じています。
僕の大切にしてきたものなんてそれくらいだから。
大切な人がいること。いたこと。
そのことを忘れないでいようと思います。
『花』ではこう歌っていました。
出会い、別れを繰り返す度に少しずつ大人になって。思い出もやがて思い出せないくらい遠くになって。
それでも燃えるようなあの気持ちは確かにこの胸の中に消えずに残っているから。
ふとした時に掠めるくらいだとしたっていいんだ。
だから今はこの出逢いに感謝しよう。
本当に出逢えてよかった、と。
思い出という栞をたくさん作っていけたらいいなあ。
お気持ちだけで十分嬉しいですけれども、もしサポートしていただけましたら 我が家のかけがえのないにゃんこの命を守るために大切に使わせていただきたく存じます🐱(*^^*)