「限界独身団塊ジュニア男性ライターが上昇婚をめざします!」
気がつくとなぜか海でおぼれかけていた。水しぶきが頬を打ち、息が詰まるような圧迫感が身体を覆った。
混乱の中、周りを見回すと、遠くには幸せそうなカップルや家族が船上で楽しそうに談笑している姿が見えた。
絶望の中で、私は必死に手を振りながら、「助けてくれー!俺はここにいるぞー!」と叫び続けた。
しかし、船は無情にも次第に遠ざかり、最終的には姿を消していった。
目の前が真っ暗になり、気がつくと見慣れた自宅の天井があった。
「夢か・・・」
安堵すると同時に、嫌な予感がしたのでマッチ