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【眼科コラム10】重症化すると辛い!糖尿病合併症の目の病気について/病院広報について

皆さま、こんにちは。12月となりました。
今回は、皆さまに突然のお知らせがあります。

病院広報とは? 当院広報担当の退職

皆さまは、病院にも広報がいることはご存じですか?
近年、急性期病院は「選ばれる病院」を目指さなければ経営悪化に陥るリスクが高まったことから、広報担当者を置く施設が増えてきています。
病院広報の仕事はHPやSNSの管理運用、広報誌作成、院内外でのイベント撮影・報告など多岐に渡り、病院によっても違いがあります。

当院は2021年より広報の専任がいましたが、この度、担当者が退職となりました…。

実は、私のコラムは当院広報のやじまさんという方が、私の文章をうまく編集して魅力的に変えてくれたおかげで、半分成り立っているものでした。
やじまさんの力は未熟な私には非常にありがたく、ここまで継続できました。

やじまさんの編集したコラムは、おもしろく、見る人を引き付ける力のある編集だと思っていました。ただ、これだけ力のある人が当院の広報だけで収まるのは非常にもったいないと常々思っていました。今回、やじまさんは、もっと自分の力を試したいと転職することになりました。

そこで…皆さまが今まで知らなかった、病院の裏側で働くやじまさんと最後にコラムを書きたいと思い、12月5日の夜22時45分にこうして原稿を執筆していました。
やじまさんの最終勤務まであと1週間。その間にやじまさんに最後のコラムを編集してもらいたいと思い書きました。


内科から診察依頼が来る!糖尿病に関係する目の病気

さて、糖尿病患者さんを診ている内科の医師から眼科に「眼の中を見てください」と、たくさん診察依頼が来ます。
 
皆さまはご存じですか?
「糖尿病角膜神経症」という病気を。

おそらく、糖尿病患者さんは、内科で糖尿病の3大合併症について医師から説明を聞くことになると思います。

その3大合併症とは、糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経症です。
 
眼の合併症で認知度が高いのは、糖尿病網膜症ですが、今回ご紹介するのは「糖尿病角膜神経症」です。

糖尿病角膜神経症は、程度が軽ければドライアイといえますが、重症化すれば、角膜びらん、涙腺の機能不全(涙の分泌が低下)となり、最悪、難治性の角膜潰瘍などに至ります。
 
また、糖尿病でドライアイなどの糖尿病角膜神経症が出てくると、糖尿病網膜症と糖尿病神経症が出る前兆とされています。

ただ、血糖の厳格なコントロールで、この発症を抑えることができるのは網膜症と同じです。
 
私自身は糖尿病ではなく、現在は健康な方?だと自負しておりますが、日々診察をしているなかで、いつか自分も糖尿病の合併症に悩まされる時が来るかもしれないと思うこともあります。

最後に

こちらのコラムをもって当院広報やじまさんとの最後の仕事になります。
新年からのコラム担当者は誰になるのか?楽しみです。
 
2024年はすぐそこ。来年もよろしくお願いします!



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