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キミニキメタ!

noteを始めて3年が経つと同時に知り合って3年となるおだんごさんの企画がありました。


最近めっきりnoteを書く頻度が落ちていましたが、読んだ瞬間、頭からスライディングで参加を決意。

そうしたらこんなコメントを発見。


食いつきが激しい👺発見

我ながらがっつき過ぎだ…

だってA賞のこの絵本を描いた方だよ!

でも、そういう時ってだいたいダメじゃないですか?

だからがっついた自分にちょっとダメ出しして、当たらないと思い込んでました。


なのに…なのに…

見事、A賞が当たりました。

ひゃっほーーーーー!!!!

ヤバいよ、ヤバイよー!うれしまる!!!


小躍りしてると、おだんごさんから好きな動物や生き物、またトレードマークを中川さんにお伝えするよう連絡が来たのです!!

なやむぅ!

悩むのが楽しいのなんて最高すぎる!

な、な、なや、なやむ??


いや、悩まないでよろし!!

我ながら最高の思いつき!とテンション高めで話したくなったので、それを書こうと思います。




※※※※※※※


「ハムスターなら飼えるかなぁ?」

10歳のお誕生日が過ぎた頃、食べ物だけでなく、動物アレルギーもある娘に聞かれました。

本当はお誕生日プレゼント、ハムスターにしようか迷っていたと。


ここ数年、ペットを飼い始めるお友達が増えていて、アレルギーっ子の娘はお友達のおうちに遊びに行くこともあまり出来なくなっていました。

それでも娘は悲観的な表情を見せません。

いつもケロっとしてるんです。


そんな娘が、一度だけ、悲しかったんだと泣いたことがあります。

2年くらい前のことです。

お友達と5人くらいで公園で遊んでいたのに、公園の近くのお友達のおうちに行く流れに…

でも、そのおうちは鳥を飼っていたんです。


習い事の振替を忘れてたことに気づいた私が慌てて迎えに行くと、一人ぼっちで鉄棒をしていました。

状況が飲み込めず、動揺しながらも声をかけました。

「みんなは??」

「○○ちゃんち。でも、鳥を飼ってるから私は行かなかったの。」

「そっか。さみしかったね。」

「え?別にー。隣の鉄棒でお母さんが小さい子にがんばって教えてるの見てたから楽しかったよー」

胸がぎゅうとなりながらも、その『ぎゅう』が伝わらないように、ぎゅうっと手をつないで習い事に向かいました。



数ヶ月後、「あの時は悲しかった!」とわんわん泣き始めました。

「○○ちゃんもアレルギーあるから気持ちをわかってくれると思ったのに」

「□□ちゃんはいつもいっしょにいたから行かないでいてくれると思ったのに」

誰かへの期待が詰まった「のに」があふれました。

うん、そうだよね。

「のに」の気持ち、あるよね。

正直、この泣きは、私の『あの時は悲しかったね誘導によるもの』だなと分析しつつ、泣けて良かったねとも思いました。

涙は心のデトックス!




※※※※※※※


成長とともに、アレルギー耐性も少しずつついて、短時間なら動物に近づいても大丈夫になってきました。

ハムスターなら小さいし、飼うのはケージの中だから大丈夫かなぁと親子で相談していたんです。

「ハムスターを飼いたい!」

そんな気持ちがどんどん膨らんで、どのハムスターにするかたくさん迷って、サンタさんにはケージをお願いして、お年玉でハムスターを飼うことにしました。


磐石の布陣で迎え入れよう!


その前に、念の為、次の負荷試験の時に主治医に聞いてみようねと娘に伝えました。

生き物ですからね。

飼ってからダメだったというわけにはいきません。

 


いざ、審判の時。

「ハムスターかぁ…」
渋い顔をする主治医。

え?

「うーん…ダニがね…動物のフンがダニを増殖させちゃうんだよねぇ」

え??ダニの方??

「ゆいなちゃんはハウスダストアレルギーも強いからねぇ」

え???マジで???

「ダメだね。」

答えはNG。

まさかのNG。

診察室から出てすぐに聞きました。

「ダメだったね…えー?やだ!ってならなかったね…我慢したの?」

「いや、ビックリしすぎて声出なかった。え??マジ??って。」

「ああ、そっち?なるほどね。とりあえず、ゲーセン行こっか!」

「行く行くー!」


こんな時は憂さ晴らし。イエイイエイ!



サンタさんからのプレゼントは、私の提案で「太鼓の達人」に変更しました。

お高い太鼓コントローラーもつけちゃうぞ!

サンタさん、どんなケージをくれるかな?とあんなにキラキラした目で話していたのに、「太鼓の達人、いいよね!ゲーセンでお金使わなくてもおうちでできるもん!」とワクワク話してくれます。

一度も飼えないことへの愚痴をこぼさないんです。

数ヶ月後わんわん泣くかもしれません。

娘は目の前に起きた辛いことを一度置いておくんです。

悪く言うように聞こえるかもしれませんが、目を背ける感じ。

すぐに考えない。

そんな風に向き合うのもいいよね。

私は、どちらかと言えばすぐに考えたり、何ならどうにかしようとしたりする子どもでした。

どうにもならないことさえ、どうにかしようとしていた気がします。

だからいつも思うんです。

もし子どもに戻るなら娘と友達になりたいな。



※※※※※※※



そんな親子へ贈られた「生き物は何がいいですか?」のクエスチョン。

大きな声で答えます。

ハムスターです!

え?トレードマークまで?

これはもう一択ですね。

大好きなクリームソーダでお願いします!!


中川さん、ありがとうございます!
ワクワク楽しみにお待ちしております。



【誰も聞いてないのに勝手に伝えるお知らせ】

これまで娘を仮名の花で統一してきましたが、これからは本名の「ゆいな」で登場させます。
あ、息子の太郎は「れん」です。



読んでくださってありがとうございました。

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