声かけが消えるまほうノート
新年一発目の記事は、使うだけで「声かけが消えるまほうのノート」の作り方のご紹介です。
その前に、今年一年新たな気持ちでnoteを楽しんで続けるために書かなくてはならない思いを少しだけ聞いてください。
noteの世界に入ってまだ1カ月足らず。
その短い間でも「教育業界出身ってプロフィールから外そうかな」って悩んでいました(早っ)
私の場合、家庭教師センターでの顧客対応がメインだったので、実際に「教える」仕事は「家庭教師」の先生たちがしていたんですね。
学生時代のあだ名は「寺子屋」なほど家庭教師をしていたり、塾講師派遣部門で勤務していた頃は講師不足で連日のように代行授業に駆り出されたりしてたのですが、それでも現場の経験の少なさよ・・・
そして、学校や塾の先生などの記事を読んでは「ふぉぉお!(感嘆)」と唸り、家庭教育を志す若い世代のパパママに「ひょぇぇえ!(驚愕)」と脱帽し、数えきれないほどの「はぁぁぁぁ!!(感心)」の感情を抱きました。
そしてムクムク湧き上がる弱腰マインド。
教育の部分は読む専門にしようかな・・・
それでも、どうしても、書きたい。
「恥ずかしさ」という蓋で塞ごうにも閉まらない。
何故なら、私はお得情報を黙っていられない性質だから。
だからかっこつけないで、伝えてみよう!
もしかしたら誰かのシャーペンの芯1本分くらいの力になるかもしれない。
そんな気持ちを込めて送ります。
まほうのノートを作らせてくれた本
教育本は片っ端から読み漁ります。
図書館の教育本コーナーは少なすぎると思います。
新刊が出たらすぐに買ってメルカリします。(金銭問題!)
その中でも手元に置きたい本はわが家の本棚にお迎えいたします。
そんな私が、ここ数年で、1番ガツンと響き、わかりやすい!と興奮し、すぐ取り入れよう!!と思ったのがこの一冊。
子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」や10のまほうの言葉など多くのベストセラーを持つ石田勝紀先生の本です。
この本に紹介されていた『子ども手帳』をカスタマイズして作ったのが、私の『まほうノート』です。
このノートの魔法は、「あれ、やったの?」「早くやりなさい」という不毛な声かけを消してくれるのです。
これまでも散々、似たようなチェックリスト的なものは試してきましたが、6年生の息子は本当に忘れっぽくてどれも続かなかったんです。
その息子が半年も続けられているのには理由があります。
●やることが一目でわかる
1週間ごとに計画を立てているのでそれ沿ってやるだけ。
必須の項目は自動的に、選択の項目は自分の気分で決められるから、無理がない。
●曜日で自己管理する
子どもは日にち感覚よりも曜日感覚の方が慣れているので、一週間単位で管理。
さらに一週間ずつとハードルが低いので、一週間やってみたら翌週も出来た・・・いつの間にか一ケ月!とスモールステップで継続を実感できる。
これを踏まえて作り方をご覧ください。
作り方と使用方法
【材料】
●ノート(個人的にはB5がおススメ)
●スタンプかシール(なくてもOK)
【作り方】
①ノートを見開きにして1週間単位の表を作りましょう。
1日の項目数は予定のない休日なら全部終わらせられるくらいが目安。
②項目を入れましょう。
※お子さんと話し合いながら決めてください。
わが家の必須は「お皿を下げる」です。(ハードルの低さよ)
※親にもメリットがあることを推奨します。
娘の項目に「お片付け」を入れたら、就寝前に片づけて寝るように。
私のイライラが激減!
【使用方法】
毎日この項目に従ってポイントを貯めていくだけです。
1週間毎にポイントを合計し、パパママコメントも入れましょう。
月末締めで合算ポイントをご褒美(お小遣い)に交換します。
【使用上の注意】
「ポイントつけた?」は聞かないでください。
親子でストレスとなり、逆効果です。
忘れっぽい息子には「そろそろチェックするよ」くらいの声がけにとどめます。たまに抜き打ちでチェックして書いてなかったら容赦なく斜線を引いてポイントをつけられないようにします。
「やってないじゃないの!」と叱るのはもう飽きたし、息子も怒られるよりよっぽど良いそうです。
ちなみに娘は毎日ノートでやることを確認しながら過ごしているので、一切声かけはしていません。
ポイント交換システム投入
わが家はこのポイントをお小遣いにしています。
1年生の娘は1ポイント1円
6年生の息子には1ポイント6円
月平均で娘は300円、息子は1,500円くらいになります。
この貯めたポイントを交換できるという作業が子ども心をくすぐります。
月末に「締め日だよ~」と大声で、『祭り感』を演出します。
子どもたちは貯金箱とノートを抱えてだだだーっ!と走ってきます。
使用用途は問いません。
娘は好きな文房具を買ったり、たまにガチャガチャもします。
このポイント制にしてからは娘にガチャガチャをねだられても「自分のポイントでやりな~」と言えば「そっかー」とあっさり引き下がってくれるようになりました。
息子は本を買ったり、家族の誕生日プレゼントで大盤振る舞いをしてくれます。たまに好きなポケモンのガチャガチャもしています。
6年生・・・ですがね(苦笑)
ポイントをお小遣いではなく、好きなおやつと交換なども良いと思うのでアレンジしてみてください。
昔から論争が絶えなかった「馬の鼻先に人参」でいいのか?についてですが、最近の教育本の傾向では、推奨されていることが多いです。
しかし、貰えることが不確定なものはNGです。
テスト勉強のために教科書の問題を解き直した⇒○
100点のテストを取った⇒✕
このように、結果に対してではなく過程に対しての行動がポイント取得につながることで、やれば必ず貰える安心感を持って取り組めます。
このことを非常にわかりやすく解説してくださっている記事を見つけました。
この方の記事をいつも読ませていただいていますが、こんな先生と毎日会える学校ってそれだけでも宝くじ級にラッキーだなって思います。
目次『子どもはご褒美でつってはいけないのか』を是非読んでみてください。
進化していくノート
1年生の娘のノートです。
初めてまだ3週間目。
good newsは日記的な感じで使いました。
一人で起きていない日がバレバレですね。
夏休みで一気に項目が増えました。
大好きなすみっコぐらしのスタンプ効果でポイントをつけるのが楽しくて仕方ない様子でした。
毎日スイミングの短期講習に通っても、しっかりこなせています。
一人で起きる気配はゼロですね。
学校のお友達に感化されて「折り紙」を練習したいと言い始めたので、項目に追加しました。
また、「予定」と「good news」を合体させ、「diary」に変更しています。
曜日の漢字を自分で書けるようになったり、縦線を定規で引けるようになりました。成長を感じます。
ちなみに「ひとりでおきる」項目は削除しました(諦めました)。
また2年生になったタイミングで入れてみようと思います。
新年となり、ちょうど2冊目のノートに突入です。
毎日の日記は予定に戻して、お楽しみ作文(「もしも私がイチゴになったら」「おうち探検隊の報告書」など)を追加しました。
大幅リニューアルです!どうなるか楽しみ!!
この他、持久走大会が近づいたらなわとびをマラソンに変えたり、計算が不足していたら、計算を足し算と引き算に分けておうちプリントの項目を消したりなど、試行錯誤を親子で楽しみました。
このように、項目を週ごとに見直したり、書きやすいように変更することでノートが子どもに合わせて進化していきます。
あとがき
私のnote一発目の記事は桃鉄です。
↓この企画にどうしても参加させていただきたかったから。
「熱量を感じます」と髙岸さんからのありがたいコメントに嬉しさを感じつつ、ほんのりと恥ずかしかった。
あー、松岡修造好きだもんな、私。
note一発目でバレてしまったよ。
今回も恥ずかしさと共にアツク参加させていただきます!!
最後に・・・
イラストはtocotoriさんのnote(ノート)を広げるかわいい女の子の作品をお借りしました。ワクワク感とほんわりした空気が素敵!ありがとうございました。
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