前向き志向、世界を相手に 亀田製菓会長兼CEO ジュネジャ・レカ・ラジュ氏(上)(私のリーダー論)

こんにちは。
午後も張り切ってまいりましょう。
今日はこの時間の執筆になったので日経の夕刊から掲題の記事をピックアップしております。


記事要約

亀田製菓のCEOであるジュネジャ・レカ・ラジュ氏は、前向きな考え方と逆境をチャンスと見る姿勢を強調し、米菓文化を世界に広めるためにグローバルな視点を取り入れている。彼はリーダーシップにおいて前向きさと柔軟性の重要性を語り、新しい商品「ミライベイカ」の開発に力を入れ、逆境を進化の好機と見なしている。また、困難に直面した際には、インドの考え方「ジュガード」を取り入れ、限られた資源で柔軟な発想で問題に対処することを重視している。経営者としては人、イノベーション、収益に焦点を当て、人を大切にし、イノベーションを促進するために横断組織を設立している。最終的には、イノベーションを通じて収益を上げ、社会に貢献することを強調している。

Chat GPTによる200字要約

所感

亀田製菓のCEOがインドの方だということはそういえば当時ニュースになって見たような記憶があるが、改めて今日認識をした。
柿の種で有名な新潟に本社をおく伝統的な日本メーカーが彼をCEOに登用する。資本を入れたファンドからの出向ということでもなく、前会長とのご縁だそうだ。日本企業も捨てたもんじゃないと思った。昔からある企業だからと言って日本国籍にこだわることなく、自社の企業価値を上げられる人材を求めて視野を広く持つことで彼が抜擢された。

ダイバーシティ促進のために

取締役会のダイバーシティが叫ばれて久しく、わかりやすくジェンダーダイバーシティを満たすべく女性登用が先行しているが、グローバルダイバーシティはあまり進んでいない印象だ。根底には言語の壁ももちろんあるが、おそらくビジネススタイルやそもそもの言語文化の違いも大きいだろう。日本には察する文化があると思っている。みなまで言わずに空気を読む、察する、少し前にはやった忖度などその最たるものだ。
ただ、最近取締役会の構成メンバーが若い会社に最近関与することも多いのだが、そこではあまり察する文化はなく、むしろ直接的に意見交換をする文化が醸成されているように思う。これは日本人も以前ほど同質性がなくなってきたことから、察することができなくなっているのではないかと思う。
これはダイバーシティ促進をするためにとても重要な変化だと思う。
皆が違いを受け入れる。個々の持つ能力、発想、視点を認め、耳を傾ける。これこそが求められる多様性であり、ダイバーシティではないだろうか。

リーダーシップにおける重要性

組織はリーダーでかなり変わる。リーダーが変わらなくてもリーダー自身が発想を柔軟に持ち多様性を受け入れることでいくらでも変わることができる。強烈なリーダーシップで皆を引っ張ることも重要だが、よほどのカリスマ性がないとワンマンなだけでは人がついていかない。
そして、リーダーには前向きでいてほしい。できないことを嘆くより、できることを喜べばいい。そしてそこに好機を見出してほしい。そんなことを体現しているCEOなのだろうと思った。

さいごに

VUCAの時代などともいわれる中で企業が生き抜くためには、今までの常識を取っ払ってよいと思うことを柔軟にスピード感もって実行していく必要がある。
日本の伝統企業は変化を嫌い、異質なものを嫌うイメージがあるが、ここで変われるかどうか、変化を受け入れられるかどうかがこの先の日本企業の未来ひいては日本の未来にもかかってくるのではないだろうか。
私自身も視野を広く持ち、変な苦手意識を取っ払って何事にも全力で体当たりしていきたいそんな気持ちになりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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