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10代という容れ物が私には合っていなかったんだな。ただそれだけのこと。


何年ぶりか分からない程に久し振りな連絡が、リゾートバイト時代の友達から届いた本日。

それから子供達と通知表の話をして、次男の音楽の欄の「思考・判断・表現」が三角だったことについての話をして。


大好きなあの子のツイートに、言葉にさせない世界のとっておきさを再確認して。



今までモヤモヤと抱えて消化しきれないでいた想いの置き場が、私の中ですーっと無理なく定まった様な感覚がした日。プライスレス。


どうもこんばんは。
鍼灸学生5児の母、山村かすみです。


そんなこんなで。

小4次男の、彼の成績はいつもオール2だ。


綺麗に華麗に普通オブ普通。


対象的にトンビが鷹を産む現象が小6長男と小2の長女には起きていて。

本当に親は何も教えなさ過ぎなくらいなのに、ただただシンプルに成績がいい2人。



でも私から見たら3人ともっていうか、年長と1歳児クラスの保育所2人組も含む5人がそれぞれ素晴らしくて。
よく聞き、よく考えるタイプの人間だと思う。



まぁうちの子だけじゃなく、子供ってだいたいそういうものだけど。


じゃあなんで三角がつくの?
って話をね、したわけですよ。子供達と。


「次男はね、“思考”も“判断”も最高だよ。本当によく考えるし、独特な切り口も持ってるし、内側にしっかりと世界を持っている。ただ、“表現”がちょっと弱いかもね。せっかくしっかりと“ある”ものが、伝える力が弱いと相手には“ない”ものに見えてしまうから。だからそこは確かに課題だと思うよ。」


そんな話をしていたら、横から口を出した長男。
本日も安定の兄弟マウンティング。つら。


「三角取ったことないから何で取るんか分からんわ〜」という、エベレストの頂上から繰り広げられたスーパーマウンティングワードが次男のガラスのハートにクリティカルヒットしていた訳ですけれども。


号泣の次男を見て、さすがに言い過ぎたと思ったらしく平謝りしていた長男でしたけれども。


まぁね、まあ言いたくなる気持ちは分かりますよ。
だって君は器用だもんね。
私だって何度「長男みたいに生きれたらなー」と思ったか分からない。

物事に対してちゃんと自分の答えを持っているのに、それを言わないでいられる。
そして求められた時にはキチンと言語化して答えることが出来る。

そんなのさ、大人でも無理な人多いからね。

天才め!コミュ力おばけめ!

だからマウンティングだけじゃなくて、本当に不思議な気持ちもあるんだと思う。
それこそ生まれ持った特性だもんね。


そんなことを話していたら、次に言葉のスライディングで見事自分のターンを滑り込ませてきた長女。おしゃべりモンスター。

「三角は頑張ろうってことやろ?で、丸のやつは二重丸になる様に頑張ったらいいんやろ?」

気合と根性押忍っ!な、新卒先生の教育論をそのまま身体中にひたひたと染み込ませた長女の無垢すぎる一言に、ただただ危険しか感じない母。


「三角の子もね、頑張っているよ。頑張ってない人なんていないの。ただ、学校や教育が求める角度から少しズレてるだけ。だから合ってることが絶対じゃないし、でも合ってることもすごいこと。どっちも頑張ってるのは一緒だよ。角度が違うだけ。」


子育てのいいところは、自分がかけて欲しかった言葉をかけることができること。


そう。つまり過去の私だって頑張っていたのだ。

勉強が分からなくても。
先生に目をつけられていようとも。

私は、私なりの角度で頑張っていたのだ。



ただ角度が少し、、




いや。かなりズレていただけで。てへぺろ。




「でもね、先生達も頑張ってると思うよ。取りこぼさないように一生懸命みてると思うよ。まあそれも、角度のズレはあるかもだけど。」


そんな話をしている途中で、そろそろ母の長い長いオンステージに飽き始めた子供達。

どう見ても、もはや誰も私の話を聞いていない!!!



まぁいっか。でも今日のやり取りが、彼ら彼女らのどこかに少しでも引っかかってくれてたら嬉しいな。



そんな事を思いながら、子供達の寝静まった後にお久し振りのリゾバ友達とラインであれこれ近況報告。


12年前の私を知る彼女からしたら、私の現状は意外だった様で。

まぁ誰であっても子供5人産むっていうのは意外性しかないわな。

そんでそのまま産後すぐに学生になるとかさ、そんな事って予測できる動きの範疇にはないわな。


あーでも、そういうの抜きにしても。


そうだそうだ。
自分ではすっかり忘れていたけど、あの頃の私はほんっっっとうに無気力だったんだよね。

まぁ今もテンションはすこぶる低いけど。


あの頃はテンションどうこうっていうか、生きるエネルギーの出力が常に必要最低限な感じ。


「死なない」くらいの。
死ぬ手前くらいの温度感。こえーよ。

リゾートバイトという、圧倒的な陽キャワードからのデキ婚という。
これまたイケイケでパリピなワードをほしいままとした、12年前の私は圧倒的な無気力症候群。


うん。カオスが過ぎる。



でも今なら分かる。
あの頃の私にもあったんだよね。
エネルギーは。

ただ、それをどう表していいのかが分からなかっただけ。

自分のままでいると、なんだか大人達から煙たがられたり、矯正されそうになったり、大きく落胆されたり。

私の周りが忙しかったから。


「10代」とか「こども」とか「若い」とかが、とことん合っていなかっただけ。


だって現に私はあの頃とほとんど変わらないキャラクターのままで、今は疎ましく思われる事は少なく(気付かず)生きているんだから。


「30代」とか「おとな」とか「歳を取る」が私には合ってる。ただそれだけのこと。


そしてこれからの人生が、生きれば生きるだけ私に還っていくことが、ただただ嬉しい。



本当に!本当に嬉しい!


毎日に感謝。合掌。



#感謝で終わるとか安定のスピリチュアルおばさん

#子育て
#それぞれのカラーがすごい
#日常会話がおもしろすぎる

褒められて伸びるタイプです💁 サポートは大いに甘んじて受け取ります🙆♥️