【詩】沈視
川面は口をとじたまま
ふるえるもなく
ゆらぐもなく
やましさも、うしろめたさも
みつめるまま
滔々と
あせりも、しらじらしさも
わすれて
見あげている
青々と、つめたく
淵のひなたを突きぬけて
さわぐもなく
ほどけるもなく
つかの間、眺めをかかえたまま
手ごたえなく
たいらな淀みを通りすぎる
羽をほして
瀬にうつむく姿だけ
ため息に
くるまって
©2024 Hiroshi Kasumi
お読みいただき有難うございます。 よい詩が書けるよう、日々精進してまいります。
川面は口をとじたまま
ふるえるもなく
ゆらぐもなく
やましさも、うしろめたさも
みつめるまま
滔々と
あせりも、しらじらしさも
わすれて
見あげている
青々と、つめたく
淵のひなたを突きぬけて
さわぐもなく
ほどけるもなく
つかの間、眺めをかかえたまま
手ごたえなく
たいらな淀みを通りすぎる
羽をほして
瀬にうつむく姿だけ
ため息に
くるまって
©2024 Hiroshi Kasumi
お読みいただき有難うございます。 よい詩が書けるよう、日々精進してまいります。