見出し画像

謎の事件『娘は誰と会っているのか?』を徹底推理!

私のまわりでにわかに話題になっている、怪事件をレポートしたブログ。
『娘は誰と会っているのか?』
https://ameblo.jp/apples-0309/entry-12761115147.html
https://ameblo.jp/apples-0309/entry-12761126496.html
https://note.com/zer0_51/n/nbce0862a08fa
https://note.com/zer0_51/n/n20053eb2de18

現在進行形なのですが、これが考察しがいがあってめちゃくちゃ面白い!
日曜夜からミステリファンの友人たちで集まっているDiscordサーバーで、あーでもないこーでもないと延々推理しているのですが……ここらで一旦、それをまとめて公開し、コメント等でさらに多くの人と考察を交わせればなと思っております!
いや正直、やや手詰まりでして。。。。

まずは投稿者の「きさらぎさん」さんによる、上記4記事を読んで欲しいのですが、注意が一点。アメブロからnoteに場を移した③を書く際に、おそらく投稿者さんの方でも改めて情報を整理、聞き直したようで、記事①と③で時系列の混乱が見られます。我々は、より新しい③の情報をベースに考えていきました。

概要

・投稿者「きさらぎさん」の友人ご夫婦の娘さん(小学校三年生)が、この頃よく「Aくん」という上級生と遊んでいるらしい。
・Aくんは、娘さんを遊園地に連れて行ってくれたり、ゲームセンターのUFOキャッチャーで景品を取ってくれたりと、お金のかかった&おそらく家族ぐるみのレジャーを提供してくれている。A家はお金持ちらしい。
・だが友人夫婦はAくんにも、その家族にも会ったことがない。それどころか娘さんはA家から、「自分たちの住所や連絡先を他人に教えるな」と厳命されていたらしい。
・そんなA家に娘さんがお泊まりに行くことになったのだが、翌未明に警察から「娘さんを保護している」と連絡が。娘さんは、「Aくんのお母さんが怖くなって逃げてきた」と言い、Aくんが親から虐待を受けていることを示唆する。
・友人ご夫婦は渋る娘さんからA家の場所を聞き出すが、「A家」とされた邸宅の住人は「うちには子供はいないし娘さんのことは知らない」と言われ、警察まで呼ばれてしまう。
・そして警察からも「この家に子供は住んでいない」と言われる。
・担任の先生に問い合わせると、Aという苗字の子はそもそも学校にいないと告げられてしまう。
・じゃあAくん・A家はいったいなんやねん!!

というような話なのですが、「それって、シンプルにイマジナリーフレンドってやつで娘さんの妄想だったんじゃないの?」で切って捨てられない、へんてこな部分がいくつもあるんですよ!……と言いますか、「明らかに子供の妄想な部分」「第三者、おそらくは大人が介在してないと説明がつかない部分」が混在しているんです。

【明らかに子供の妄想な部分】
→あまりに盛り過ぎな「Aくん」のプロフィール
これは、投稿者さんとご友人も疑わしく思っているところです。

・塾での成績はトップで、小学5年でありながらすでに御三家の過去問でほぼ満点を取っている
・学校のテストは全て満点(私立なので中間、期末あり)
・水泳の大会では優勝多数。オリンピック目指せるくらいのレベルにあるとか。そんな大会とかにも出てるとか。(まぁ謎)
しかし、名前を検索してもでてこないし、大会だと言う日を調べてもそんな大会はなく、にもかかわらずそのないはずの大会で優勝をしてトロフィーを持っている写真を見たと娘さんは言っている。
(中略)
・運動会では毎年リレーの選手でクラスで一番足が速い
だが、運動会はここ数年出ていないとか
・クレーンゲームがかなりうまい
これは事実。娘さんが大量に景品を持ってきている(これがAだと仮定すると)
・ピアノもやっていて、家にはグランドピアノが2台置ける部屋がある
資産家の家で、実際友人が見てそれは可能だと思ったくらいの豪邸だったらしい
・サッカーをやっていて背番号は10番だったと言っていた。

……メアリー・スーにもほどがあると思います。ディティールが一番細かい「水泳が凄い」というあたりは、もしかすると娘さんご自身の理想像なのかもしれないですね。

第三者、おそらくは大人が介在してないと説明がつかない部分
①(Aくんが実在しないとしたら)母親が尾行しているか否かを的確に判断してウソをついていること
②みなとみらいの「コスモワールド」でのものだという、「娘さんと一緒に描かれているAくんの似顔絵」
③Aくんにクレーンゲームで取ってもらったという、大量の景品
特に②③については、友人ご夫妻が

(娘は)まだ3年生と言うこともあり、1人でどこかに行かせるようなことはさせていない

と言っており、(コスモワールドが友人宅からどれくらい離れているのかは記述がないものの)「嘘の辻褄を合わせるために子供が一人で用意できる範疇を越えている」と思われます。

そのため、私たちは
(1)元々、娘さんのイマジナリーフレンドとしての「Aくん」がおり、その存在を他者に向けて信じさせようと工作している大人がいる
もしくは
(2)その大人が、ある事情から「お友達と遊んでいると嘘をつきなさい」と命じ、娘さんが想像を膨らませてつくったのが「Aくん」である
という可能性を考えました。

では、「Aくん」の存在を補強しようとした大人とは誰か?

奥様の言動が何もかもヘン


ハッキリ言います。ご友人の奥様が怪しすぎる!!!!

記事を読む限り、友人ご夫妻が本格的にAくんおよびA家を追求し始めたのは、「お泊まり事件」があってからなんですよね。警察が介入して初めて、家を探そうとしている。

それ以前の奥様の動きがどうにも妙なんですよ。A家とのコンタクトは、
Aくん→娘さんの携帯を使って、奥様の携帯へメール
家族→奥様が手紙を書いて、その返事を娘さんが口頭で伝える
というもので、どう考えても不合理です。手紙という手段を選んでいるのは奥様自身なんですよ?積極的に、電話番号やメールアドレス、着信履歴といった「証拠」を残さない方法を取っているとしか思えない。

「ウチは医者で金持ちだからトラブルを避けるために誰にも連絡先を教えてない」なんて、まったく筋の通ってない説明を鵜呑みにしているのも、上記のあまりに盛られたAくんの経歴について夫が疑念を挟むと

でも友人の奥さんは、医者の息子だし私たちにはわからない世界だと言っているようで、そこに友人が否定するとすぐに喧嘩になるようです。
私もそうですが、スポーツをやっていた人間は大会名や選手名、種目などすぐに調べたくなってしまいます。なので、今回の平日に開かれたと言っているかなり規模の大きな大会をいくら探しても見つからないからおかしいと友人が奥さんに言っても、「だから何なの?そんなにいないと思いたいの?嘘だと思いたいの?全部の大会が公表されてるわけじゃないでしょ?」と一蹴。

などと無理に反論しているのもあまりに不自然です。
だって上記引用部分に関しては、学校にも「Aくんなんて子は在籍していない」と否定された後にこの態度なんですよ?

そもそも、会ったこともない相手に自分の子供預けて遊園地やゲームセンターに連れてってもらってたの?(車出したり金銭を負担するようなイベントって、親同士がよっぽど親しくないとやらなくない?っていう……)って感覚にギャップを感じますし、挙句、

娘さんはAくんとAくん母から家に泊まりに来ないかと誘われた。
友人奥さんは連絡先も知らないのに泊まらせることはできないと言う手紙を出したが、「このような対応で申し訳ありません。大丈夫です」と言うことをAくん母が言ってきたようで、それならと了承した。しかし、これは手紙ではなく、娘さんがAくん母がそう言っていたというものだった。

またよく分からない理屈で、心配しているはずの娘の外泊すら許可している。それも、「いつもお世話になっているから、送って行きがてらご挨拶に」とついていくこともなく、ひとり送り出してしまうのです。

……さらに言えば、「お泊まり事件」以前の、夫・父親たるご友人の存在の希薄さも気になります。
これは想像ですが、ご友人のご家庭は、共働きかつご主人が家を空けることが多い、もしくは残業で帰りが遅くなるような職種にお勤めなのではないでしょうか?(奥様が娘さんを尾行する際、登校時にしか見張っていないという記述があったので、奥様も九時五時の昼間勤務なのだと思います)
だから、ご友人は基本的に娘さんのことは奥様に任せきりで、「娘さんが警察に補導された結果、AくんおよびA家の存在がクローズアップされる」まで、そもそもその存在をほとんど感知していなかったのではないかと想像します。
つまり、奥様も「お泊まり事件」まで、Aくんのことをご主人に相談したことはなかった。

推理

我々の想像はこうです。

奥様は娘さんを連れて、日常的に「夫にはその存在を知られたくないような人物」ありていに言えば、不倫相手と会っていた。
その人物には娘さんより年上の息子(これを「リアルA」くんとします)がいて、彼も一緒に遊ぶことがあった。コスモワールドでは、並んで似顔絵も描いてもらった。
リアルA親子は、時々、娘さんにプレゼントをくれた。クレーンゲームのプライズや、リアルAくんの名前が書かれた学習漫画だ。
奥様としては夫の目に触れ、怪しまれる可能性のあるものを自宅に持ち帰りたくないが、取り上げようとすると娘さんが嫌がった。
仕方がないので、奥様は娘さんに
①リアルA親子の存在は絶対に秘密にすること
②Aくんについて誰かに聞かれたら「同じ学校の上級生」だと答えること
の二点を厳命する。
つくってしまった新たな「設定」を守るために、奥様はできる範囲で「Aくんからのメール」などを偽装する。
母親からの命令を守ってAくんを上級生だと思い込もうとし、友人や先生にもそう話しているうちに、娘さんは本当に「素敵な上級生のAくん(「イマジナリーA」くん)が居ると思うようになり、お金持ち・スポーツ万能・成績優秀といった自分の理想像的キャラクターを頭の中でどんどん膨らませていく。
そして、不倫相手から「娘さんを泊りがけでうちに遊びに来させないか」と誘われる。奥様と「いずれ夫と別れて娘を連れて再婚する」というコンセンサスが成り立っていたなら、そのお試しとしてあり得ない話じゃない。
しかし、そこで事件が起きた。娘さんが何かの理由で、不倫相手の家を飛び出して補導されてしまったのだ。
何があったのか。ゼロから作り話をするのは、子供にはなかなか大変なはずだ。娘さんが警察で語った以下の証言の中には真実が幾ばくか含まれているのではないかと想像する。

21時ごろに相手のお母さんが「これからはずっとこの家にいなさい」と不気味に話しかけてきて、それが怖くなり逃げたくなった。
上級生の子もお母さんのことがあまり好きではなく、2人で家を抜け出した。
そして、電車に乗って終点に隠れていた。(電車は24時間動いているものだと思っていたらしく、朝になれば帰ればいいと思っていたようです)

例えば。将来のことを思った不倫相手から「おじさんの娘になってくれないか」なんて訊ねられて、「もう元の家に帰れないの?」と不安になったというのが、真相かもしれない。
それに、「自分を束縛しようとする"怖いお母さん"」というイメージ……不倫相手について嘘をつくよう強制する母親への反発も転嫁されたのが、上記の話なのではないだろうか?
自宅からひとりで行ける距離の家に泊まりに行って怖い思いをしたのに、なぜ帰宅せずに電車に乗ったのか、という疑問も「帰ったら(不倫相手に粗相をしたと思われたら)母親に叱られると思ったから」だとすれば筋は通る。

ともあれ、警察沙汰になってしまったことで奥様は引き返せなくなり、「上級生のAくんを名乗る謎の人物に娘を攫われかけた」という線で、ご主人と一緒に捜査しているフリを続けている……。

「以前は担任の先生もAくんの話をしていたはずなのに、(お泊まり事件後に)改めて尋ねたら『Aと言う生徒は本校には在籍していません』と言われてしまった。」というご友人の話が本当なら、不倫相手はこの先生という可能性も、というのは穿ちすぎ。

まあこじつけの妄想ですけどね

これが本当に実際にあった話なら、実在する人をダシにずいぶん勝手なことを言ってしまいましたが……まあ、こじつけです。
でも、記事を読む限り、「どう考えてもAくんというキャラ自体は小学生の妄想だけど、その実在の証拠を補強している大人が確実に居る」のは間違いないところで……娘さんの携帯のGPSが「A家とされた邸宅」のそばを表示していた履歴があるってとこに関しては、「自分のウソに合致するような、『Aじゃない苗字の表札が出ていない豪邸』を娘さんがあちこち回って目星をつけた痕跡」とも取れますが、二回行って二回とも顔も見せず警察を呼んでまでインターホンのやり取りに終始するこの家の人も怪しいっちゃ怪しいんですよね。ともかく、投稿者さんのご友人の娘さんが怖い目に遭わずにいてくれることを願って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?